La la la Song (ページ1)

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虹-1 ページ1

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チャンミンと付き合って3年目。

社会人になりたての私

初給料の記念に高そうなBARに入ったのが

全ての始まり。

カウンターで一人、

お酒を飲む彼の姿に一目ぼれ。

入ってきた私に気づいた彼と目が合うと、

もうすでに恋に落ちていた。

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付き合いたてのころは、

お互いに仕事が忙しくて

少ししか会えなくても

少し会えるだけで嬉しかった。

だって必ず会うと

好きだよ。愛してる。って

抱きしめながら言ってくれたから。

でも、最近は

その言葉も少なくなった。

小さいことで

ケンカすることも多くなった。

3年っていう時間がそうさせたのかな

そんな私たちは

今日もくだらないことでケンカする。

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CM「なんで？」

「いいの。今日は行きたくない気分。」

仕事が忙しい彼の久しぶりのオフ。

「海に行こう」と誘ってくれた彼に、

私は「嫌だ」と答えた。

せっかくのオフ

ちゃんと体を休ませてほしかった。

私のことを考えてくれてること

すごく嬉しいのに

私は彼が心配

明日からまた忙しいんでしょ？

私が心配していることは

きっと彼もわかっている。

「今日は二人で家でのんびりしよう。」

そんなことが言えない。

お互い素直になれない頑固者。

「嫌だ」という私に呆れて、

ため息をつき、下を向く。

歩き出そうとする彼より早く、

私はある部屋に行く。

いつも彼が怒ると、

必ずその部屋に閉じこもるから。

大好きで、世界で一番愛しいチャンミンを

隠してしまう部屋だから。

だから、今日は先にそこに行って待ってみる。

そしたら会えるでしょう？

少しふくれっ面の

あきれ顔の私の王子様に。

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その部屋を開けると、夏の終わり、

少し早めの夕陽が射しこんでいた。

夕陽も驚いたかな？

彼より早く私が来たから。

彼よりだいぶ小さい影が

部屋には延びていた。