極秘任務、"性 教 育" 【刀剣乱舞】

可哀想な、可愛いそうな。 ページ6

一期「主殿、時にご存知ですか？」

『ん！？んん…えっ？』

まだ太陽が高い位置で煌めいているというのに

ある一室で艶めかしく吐息を吐き出し

その白き肌を晒していく悪どい獣がいた

大正時代の書生服を普段から着ているため

肌は露出しない。

その為、優しげなその肌が公衆の面前に触れる事はない

初めて見たその白き肌は

触り心地がよく、一期の理性を溶かしていく

一期「刀剣男士は触れる事も嫌いなのです」

『えぁ、うん。そっか…』

一期「清々しいブラック、でしたよね。ご協力致します」

『その時点で、ブラックではないのではぁ…』

なんだ、何かがおかしい

腰にふわりと突撃する刺激に

思わず吐息込めた文句を垂れる

その赤い唇に一期の手のひらが直に触れたさい

淡い色の瞳が水の膜を張った

一期「私は凄く嫌ですよ」

『そっか、それじゃ…大丈夫だね…！』

違う！！ぜっんぜんそうじゃないから！！！

見ましたか！審神者さん！？

あなたの背中にぴったりとくっついている

その欲望にまみれた一期一振は

欲望にまみれた瞳をぎらつかせていますよ！

『えぇ、と。その…これからどうすれば？』

一期「私はあなたの湿った声が好きではありません」

『そっか、だったら…我慢しないですよ！どうだ！恐れ入ったかぁ…！』

一期「おぉ、怖い怖い」

ひぃ、と小さな悲鳴をあげた審神者

頰は紅葉して真っ赤に染まり

この一室を色めいた空間へと仕上げあげる

服の中へと侵入して審神者の肌を堪能する一期一振

あぁ、その獣のような目つきとやらは

実に、怖い怖い。

『え、うぅ…ちょっと、ちょっと、違うんじゃないですか…！？』

露わになったうなじに

我先にと甘噛みを繰り返す一期一振。

誰も触れることの許されなかった暗黙の領域に

一期の色めいた跡が残っていく

『…い、いちごさんっ！！』

ぞくり、と怪しげな快感に身をよじって

喉から声を絞り上げる

その声は襖をかすかにこえて

ほんの少しだけ廊下に漏れた。

不幸中の幸いか。それとも彼女の幸運か

薬研「よぉ、いち兄？何したんだ？」

神は審神者に味方したようだ

スパァァン！と襖があき

暖かな陽気が色めいた空間を押し流していく

這い回る一期の手もピタリと止まり

小さく舌打ちが聞こえた

薬研は問答無用で一期を外にかりだしていく

一期は心底、惜しそうにただ一つこう言った

一期「今度は足腰立たなくさせてあげますよ」

……………と。

尚、鶴丸は繊細な心の準備が必要です→←兄とは特に汚いものです

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