57話 ページ12
ルーシーsaid
何故、どうしてなの。確かにドアは閉まった。
敦「ドアが開いた瞬間に谷崎さんの“細雪”で扉の映像を偽造した」
ル「そんな…そのうえに部屋へと吸い込む力に腕力だけで抵抗したの?そんな事出来るわけが」
敦「君は思い違いをしてる…僕は強くも人気者でもない、寧ろ生きる事はずっと呪いだった、だから他人を妬み怨む君の情動はよく判る」
何よ、何でそんなことが言えるのよ。
敦「本当は君にこの作戦を失敗して欲しくない、居場所を失って欲しくない!でも─僕は弱くて未熟だから他に方法が思い付かない」
私は何故か虎の彼の方に身体が引っ張られた。私の頬に雪がついて消えると私の腰にはリボンが巻き付けてあった。
敦「リボンを君に結んでおいた、引き込まれる寸前に…異能を解除して皆を解放しろ、でないと君を奥の室に引きずり込む」
ル「そんな」
あたしはリボンを引っぱられて虎の彼に捕まった。抵抗したけど全然離してくれなかった。
敦「鍵がなければ扉は開かない、なら君が室に幽閉されれば扉を開けられる人間は誰も居なくなる…そうなってから能力を解除しても君は元の世界に戻れない、違うか?」
ル「それは」
敦「異能は便利な支配道具じゃない、それは僕が善く判ってる…自分の創った空間に死ぬまで、否…死んだ後も囚われ続けたいか?」
あたしは、あたしは。
こんな所で失敗するわけには。
敦「今から手を離す、決断の時間は扉が閉まる一瞬しかないよ」
いやだ、やめて、待って。
あたしは異能を解除した。
一般の人達はあたし達がいきなり現れて驚いていたけどあたしはそれどころじゃなかった。
敦「ごめん…若し…何か僕に」
あたしは虎の彼を睨みつけてその場を去った。
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アミ - 更新頑張って下さい。 (2020年3月26日 15時) (レス) id: 808cf034c3 (このIDを非表示/違反報告)
きしも - 前の方のいう通り文ストではなくなっています コラボ設定にするか続編として題名を書き直して下さい (2019年4月15日 20時) (レス) id: a0220cc930 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - これもう文ストじゃないやん……刀剣乱舞じゃん色々と残念…… (2019年3月15日 8時) (レス) id: b84f9313ac (このIDを非表示/違反報告)
ジュリ - 中也と夢主ちゃんは別れてしまうのですか? (2018年7月22日 11時) (レス) id: 654239532a (このIDを非表示/違反報告)
紅奈 - 続き気になります ゆっくりでもいいので更新頑張って下さい (2018年5月15日 14時) (レス) id: c831905666 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:太宰中也 | 作成日時:2017年11月3日 3時