△はじめまして ページ25
NO side
阿部「緊張してるの〜？」
『ち、ちがう！！』
深澤「なら行けって、ほ〜ら」
『ちょっやめやめ！わっ！』
ドンッとなんとも鈍い音をたて開いたドアから
深澤と阿部に背中を押され半ば強引に楽屋へ入れられた白音
「えっ……！？」
『……まさか…まさ…ど』
「えっ。ほんまに？しーちゃんさん？」
『は、はじめまして…正門くん…』
正門「わぁしーちゃんさんや！」
はじめまして〜はじめまして〜！っと流石関西人
気さくでおおらかな正門は白音を見つけるなりニコニコしながら駆け寄ってきた
『あの、実は今日一部から見てました。滝沢歌舞伎』
正門「え、ほんまですか！？全然気づかへんかった…」
『一番奥で見てたので…でも、本当に凄かったです』
正門「えーなんかありがとうございます！」
ふふっと白音に笑いかけた正門だが
目線がしどろもどろな白音は柄になくよそよそしい。
元気溌剌がモットーの彼女はどこへやら……
深澤「も〜あの子意気地無しねぇ」
阿部「念願の正門くんに照れてるんでしょ？笑」
無理やり白音を放り投げた二人は
少し開いたドアの隙間からひそひそと様子をうかがっている。
正門「それにしても、しーちゃんさんが会いに来てくださるだなんて」
『恐縮です、そんな…』
正門「堅いですよっ笑
イメージやともっとフレンドリーな感じや思うてて」
『いや、そうなんですけど…』
正門「緊張してはる？笑」
『…だって正門くんカッコいいから』
正門「！？」
決して策士ではない。男の気持ちが分からない訳でもない。
深澤「でたっしーちゃんの初対面キラー」
阿部「しっ、うるさい」
けど、自然と相手を虜にするのが白音である。
『あの、ずっと会いたかったんです、正門くんに、
だから、今度ご飯行きたいなとか思ってたりしてます…』
正門「…え、俺とですか？」
『……正門くんがいいんです。』
” あかん…ばりかわええ… ”
そう心の中で連呼する正門もそのはず、
初めて白音と会う人は揃いに揃って思うことだ。
正門「連絡先教えてもらってもいいですか…？」
『はい、もちろん！』
正門「また東京来たとき連絡します」
『ふふっ待ってます』
この二人が仲を深めるのも遠い話ではないだろう。
深澤「正門もあっさり白音リピーターか」
阿部「どの口がっ笑」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 908人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
つばさ(プロフ) - よろしくお願い致します！ (2019年8月24日 21時) (
レス) id: 436d68ac1a (このIDを非表示/違反報告)
さらん。(プロフ) - つばささん» 初めまして、そう言っていただけて嬉しいです！ リクエストありがとうございます、なすきゅんですね！(雑)了解です、時間かかってしまいますが気長にお待ちください…！ (2019年8月24日 15時) (レス) id: 350659cc35 (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく拝見させて頂いております！那須くんとのキュンキュンするお話をリクエストしたいです！おなすもしくは野菜の茄子といつも呼んでる主人公ちゃんが不意討ちで名前で呼ぶみたいな感じでお願いできますでしょうか？よろしくお願いします！！ (2019年8月24日 8時) (レス) id: 436d68ac1a (このIDを非表示/違反報告)
さらん。(プロフ) - Misakiさん» いえいえこちらこそです！スノ絡みとのことでしたが、結局めめさんしか書けず心残りで……><;; でも、きゅんきゅんしてくださったようでよかったです！！はいぜひぜひ！いつでもお待ちしております^^ (2019年8月17日 8時) (レス) id: 350659cc35 (このIDを非表示/違反報告)
Misaki(プロフ) - リクエスト書いてくださりありがとうございました〜！！めめやばいですね… もうほんとにキュンキュンしっぱなしです 笑 またリクエストお願いするかもですが、大丈夫ですか…？？笑 (2019年8月16日 8時) (レス) id: cbf0396e49 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さらん。 x他1人 | 作成日時：2018年9月24日 19時
