【ツルネ】ハバタケ 〜The Lost Memory〜

18.ペット談義 ページ20

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｢私の家、インコにハムスター、ウサギに犬に、お魚さんまでいるけど、猫だけいないの。猫は憧れなの！ この通りです、お願い！｣


顔の前で手を合わせて頼み込むと、


｢じゃ、今日の帰り、かっちゃん家でも寄ってく？｣


小野木くんの肩に手を回した如月くんは、空いた手を楽しそうに振る。



｢えっ、行く行く!!｣

｢なーなーおー！ 勝手に決めるなっつの！｣

｢じゃあ、ルーシーちゃんの写真だけでも！ 送ってください！｣


両手を合わせたまま、この通り！と頭を下げると、また小野木くんはふいっとそっぽを向く。


｢だ、駄目とは言ってねぇし……｣

｢じゃあ、行っていい!?｣



｢……別に、荒らさなければ、駄目じゃない｣



すると、如月くんが小野木くんを突っついて、


｢かっちゃ〜ん？ 来てほしいんなら、来てほしいって素直に言いなよ〜｣

｢うっせえ黙れ。つーか、ねーちゃん達にはぜっっったい言うなよ？｣

｢ど〜しよっかな〜♪｣

｢おい!!｣

｢なーんて冗談！ 言わないから安心しなよ〜｣


あ、うん、だめだ。こっちの2人は収集つかなくなりそうだ。落ち着くまで竹早くんと話していよう。



｢竹早くんの犬、クマって名前なんだね。うちの子は室内飼いなんだけど、クルって言うの。私、クルの夜ご飯係やってて、お手とか素直にするから可愛くって！｣

｢名前、音の響きが似てるね。犬種は何？ クマに紹介してやりたいな｣

｢うちはミニピン｣

｢ミニピン？｣

｢うん。見た目的には、ドーベルマンをチワワサイズにした感じ、かな｣

｢へええ、初めて聞いたよ｣

｢散歩のときに会ってみない？｣

｢いいね。じゃあ、夜多神社でどうだろう。あの辺なら車通りも少ないし｣

｢あっ助かる〜！ あそこ散歩ルートに入ってるから、超ありがたい！｣



なんだか自己紹介じゃなくなってるし、他の人は他の人で話しちゃっているけど。和やかな時間が流れていく。


その日は、森岡先生が終了を知らせに来るまで皆で盛り上がって、練習は結果的に無しになった。

19.これが、日常→←17.自己紹介？

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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あずきいろ

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おみくじ結果は「末凶」でした！

今日の弓道男子

如月七緒

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