ただ罪を償うためにここにいる【ヒロアカ】 (ページ36)

今日:1 hit、昨日:18 hit、合計:66,923 hit

猫科３７ページ36

爆豪｢お前体育祭出ない気だったのかよ！！！｣

｢あーおう｣

爆豪｢ふざけんな！俺は完全勝利じゃなきゃ気がすまねぇんだよ！｣

｢そんなこと言われてもなぁ…｣

嫌なもんは嫌なんだよ…まぁこうなるとはわかってたし…

｢出るんだからいいだろ…？｣

爆豪｢ッチ…いいか！絶対本気出せよ！じゃなきゃぶっ殺すからな！｣

そう言って俺から離れていこうとする
あ、そう言えば聞きたいことがあったんだ

そう思い爆豪勝己を追いかける

｢なぁ…！爆豪勝己…!待って…！｣

爆豪｢なんだよ｣

そう言って止まってくれた
案外優しいんだな

｢あのさ、聞きたいことあんだけど…あのとき敵がせめてきた日…三人くらい死柄木…敵が言ってたやつ聞いていたよな…？｣

爆豪｢あぁ…それがなんだ｣

｢なんで誰にも言わねぇんだ…？｣

爆豪｢は？｣

｢俺が敵にいたかもしんないのに、あの事件とかなんでなにもも聞かない…？｣

一番疑問だった
あんなこと聞いて誰かに聞いたり話したりするのが普通じゃないのか？

爆豪｢なんのためにやんだよ｣

｢は？｣

爆豪｢別に得することねぇじゃねーか｣

意味わかんねぇ…なんでだ…？
確かに聞いて納得したり、また疑問ができたりで終わりだが…だからって人殺しを捕まえないでヒーロー科にいるっておかしいと思わないのか？

｢お前らの考えてることは意味わかんねぇな…｣

爆豪｢っは!言ってろ。いつかわかんだろ｣

そう言って爆豪勝己は、少し笑って俺の頭を撫でてきた

え？は？

爆豪｢じゃーな
体育祭ぜってーお前を叩きのめすからな！！｣

｢あ、あぁ…わかった…｣

爆豪勝己はどっか行ってしまった

あれはなんだったんだ？
でも、嫌ではなかった…暖かくて大きな手…消太兄が撫でるのにそっくりだった

気持ちよくて、落ち着く…
なんだろうな…この気持ちは…

また、わからないことが増えた…
でも悪い気はしない

この人生も悪くないかもしんない…