ただ罪を償うためにここにいる【ヒロアカ】 (ページ33)

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猫科３２ページ33

｢九年前の黒夜の人殺し虎事件覚えてるか？｣

爆豪｢嗚呼、オールマイトでさえ止めるのに時間がかかって、何人も重傷者がでたやつだろ｣

｢重傷者だけじゃねぇ…死人もでた…｣

爆豪｢それがお前が起こした事件なのか？んな訳…｣

｢そうだ…俺は個性暴走で人を殺した｣

爆豪｢っ！！｣

俺が七歳のとき、まだ敵連合にいたときだ…
死柄木弔につれてかれてた
久しぶりの外だった

どこ行くんだろ？そう思っていたら家族連れが多いい広場まで来ていた

その家族連れたちは幸せそうで俺とは別の世界にいると感じた

どうしてここに？なんのために？と死柄木弔に聞いてみた

≪ここにいる幸せなやつら全員殺せ≫

言われたことに言葉を失った

なんで殺さなきゃいけない？なんで幸せを壊さなきゃいけないんだ？どうして俺がやらなきゃいけない？
いろんな言葉が頭に浮かんだ

殺したくない…傷つけたくない！嫌だ！

死柄木弔にそう言いつづけた
実験でも訓練でもなんでもやるから殺しだけはしたくない！！
誰も幸せを壊したくない！！

そう思った次の瞬間なにかを首に刺された

なにこれ？少し痛い…
でも、それは前触れで激痛がはしりだした

【あああああああ！！！！！！！！！！痛い！！！苦しい！！！助けて！！！！】

≪はは！これはすごい！さぁ、暴れてこいA！！！≫

苦しい、辛い、痛いその言葉しか頭に浮かばなかった

助けて誰か…そう思いながら家族連れの方を見るするとなぜか殺気がわいた

殺したい…憎い…うざい…消し去りたい…
俺はなんで幸せになれない？なんで普通に生きられない？

あー、ぶっ壊したいな…

｢それから記憶がない…気がついたら俺の地面には血の池と傷だらけのオールマイトがいた…
多分、俺の個性…虎のアクライカが俺を乗っ取って暴れたんだと思う
そのあとに、保護されて消太兄に預けやれたってわけだ…｣

爆豪｢じゃあお前のせいじゃねぇだろ｣

｢いや、俺がちゃんと個性をコントロールしていればなにも起きなかったはずだ…｣

爆豪｢…｣

この話を聞いてどう思ったんだろうか…化けものとか言われるかもな…
そう覚悟していたら学校のチャイムが聞こえてきた

｢…授業始まるから、戻ろうぜ…｣

そう言い爆豪を通りすぎようとしたら腕を捕まれた

｢なんだ…？｣

爆豪｢言っとくが、俺は、お前が人殺しとかどうでもいいんだよ。体育祭はぶつかったとき本気出せよな｣

そう言い先に教室に行ってしまった