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第126話 ページ37

京「背負い結びです。園子さん、今度こそ絶対に離れないでください」
園「(これじゃあ離れたくても離れられないけど…)」


園子を背負った京極は、改めてジャマルッディンと向き合った。


ジャ「うおおおおぉ!」


ジャマルッディンが気合いの雄叫びを上げながら、京極に突進した。
そして、大きくジャンプして回し蹴りを放つ。

京極は素早くしゃがんで蹴りを躱すと、右拳を突き出した。
が、ジャマルッディンが両腕をクロスして防ぐ。



Aside___

A「400戦無敗の京極さんと今大会王者のジャマルッディン…レベルが違いすぎる…」


私は2人…いや3人から離れた階段のところで戦いを見ていた。
血を流しすぎたのか足元がおぼつかなくなり、思わず手すりに手をつく。


A「(あ、そういえば、まだ止血してなかったな…)」


私の異変に気づいたのか近くにいたリシさんに「大丈夫ですか?」と声をかけられた。


A「いえ…まだ止血していなくて…」
リ「肩は…少しアレなので他の部分の手当します、少し待っててください。そこのバックヤードから救急箱を取ってきます」


この事件の黒幕であるリシさんだが、やっぱり1人の警察___人を助ける側の人なんだろうなぁ
お父さんの正義感の強さもリシさんに遺伝してるのかもしれない

普通の犯罪者なら心配なんてしないでしょ…
少なくとも今までに会ってきた人にそんな人はほとんどいなかった


リ「お待たせしました。少し滲みるとは思いますが我慢してください」
A「いっ!」


予想以上の痛さに顔を歪めるとリシさんは「すみません、あと少しで終わるので」と謝ってきた。
根は正義感のある優しい人なんだなと思いつつ、大人しく手当を受けた。


リ「終わりました」
A「ありがとうございます」



No side___

Aがリシに手当てしてもらってる間も尚、京極とジャマルッディンは激しい攻防戦を繰り返していた。

その間にも、基部を失って前傾したスカイパークは、ズルズルとその巨体を前へと進ませていた。

やがてホテルの全照明が消えて、向き合った京極とジャマルッディンは、互いに苦しそうに肩で息をしていた。

満身創痍の京極がジャマルッディンに突進したとき、スカイパークが大きく動いた。
思わず足を止めた京極が辺りを見る。
すると、ジャマルッディンが動いた。

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美紀 - コナン大好きです最高ですコナンと新一大好きですこの映画大好きですこの映画の主題歌を大好きな三代目の臣君が歌ってたので3回も見ました (2019年7月8日 14時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
如月葵(プロフ) - アニメLOVEさん» リクエストありがとうございます!早速お話を考えてるAnotherストーリーの方に載せます! (2019年6月24日 18時) (レス) id: f641bd2ac0 (このIDを非表示/違反報告)
アニメLOVE - リクエストで釈放されたリシくんと再開させてください!続編楽しみにしています! (2019年6月23日 23時) (レス) id: 539a424d8d (このIDを非表示/違反報告)
くろば - めちゃくちゃ面白かったです!!続編も期待してます!!\(^o^)/ (2019年6月23日 22時) (レス) id: e8f20f4464 (このIDを非表示/違反報告)
如月葵(プロフ) - ゆうみんさん» ラブラブですよね〜羨ましい← 新一は幼児化のせいでなかなか蘭と新一として一緒にいられないですからね〜快斗・夢主カップルに少〜し嫉妬してるかもしれませんね(笑) (2019年6月23日 22時) (レス) id: f641bd2ac0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:如月葵 | 作成日時:2019年6月17日 5時

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