第103話 ページ14
マリーナベイに入ってきたタンカーは汽笛を鳴らしながら、左側のベンジャミン・シアーズ橋の方に向かった。
タンカーの操舵室では、舵を操作する部下のそばにユージーン・リムが立っていた。
ユ「《行けるか?》」
部「《なんとか》」
右に振った船尾が湾岸ギリギリのところを通過すると、湾外沿いの道路に海水が押し寄せてきて、走ったいた車が押し流されていった。
___
スイートルームにいた園子はベットに横たわりながら、スマホにつけた京極に似たマスコット人形を見つめていた。
Aはその様子をソファに座りながら見ていた。
A「(やっぱりマカロンぐらいじゃ気分は晴れないか…京極じゃないとダメか…)」
京「園子さん!Aさん!」
突然ドンドンとドアを叩く音と共に、京極の声が聞こえてきた。
園「えっ」
A「私が出るね」
Aは尋常じゃない声色に驚きつつ、ゆっくりとドアを開けた。
A「どうしたんですか?」
京「外で何かあったようです。ホテルを出た方がいいのではないかと」
そのとき部屋の電話が鳴った。
園子が電話の受話器を取る。
園「はい…はい…」
A「京極さん、外で何が…」
京「すみません、詳しいことは分からないもんで…」
A「日本で何かが起こるならまだしも、外国で何かが起こるのは少し不安になりますね…まぁ新一達がいるから大丈夫だとは思いますが…」
園「ええ、わかりました」
A「誰からの電話だったの?」
園「警察の人。下手に外に出るとまた狙われるかもしれないから、部屋で待機していてって。護衛の人が来るみたい」
京「し、しかし…」
園「いいの。私はここにいるから」
園子が京極に背を向けたまま言うと
京「…わかりました」
京極は部屋を出ていった。
377人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
「生まれ変わったら阿笠博士の親戚であいつらの同期でした!」3
降谷の双子の妹は捜査一課【名探偵コナン】【警察学校編】
小さくなった一般人は金髪のイケメンと暮らしています。【名探偵コナン】
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - コナン大好きです最高ですコナンと新一大好きですこの映画大好きですこの映画の主題歌を大好きな三代目の臣君が歌ってたので3回も見ました (2019年7月8日 14時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
如月葵(プロフ) - アニメLOVEさん» リクエストありがとうございます!早速お話を考えてるAnotherストーリーの方に載せます! (2019年6月24日 18時) (レス) id: f641bd2ac0 (このIDを非表示/違反報告)
アニメLOVE - リクエストで釈放されたリシくんと再開させてください!続編楽しみにしています! (2019年6月23日 23時) (レス) id: 539a424d8d (このIDを非表示/違反報告)
くろば - めちゃくちゃ面白かったです!!続編も期待してます!!\(^o^)/ (2019年6月23日 22時) (レス) id: e8f20f4464 (このIDを非表示/違反報告)
如月葵(プロフ) - ゆうみんさん» ラブラブですよね〜羨ましい← 新一は幼児化のせいでなかなか蘭と新一として一緒にいられないですからね〜快斗・夢主カップルに少〜し嫉妬してるかもしれませんね(笑) (2019年6月23日 22時) (レス) id: f641bd2ac0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:如月葵 | 作成日時:2019年6月17日 5時