検索窓
今日:120 hit、昨日:351 hit、合計:259,281 hit

第100話 ページ11

No side


日が沈み、マリーナベイに面したデッキには、光と水のショー『スペクトラ』を見に来た人々が続々と集まっていた。

その中に蘭の姿もあった。

他の観光客と共にデッキに腰掛けると、携帯電話で小五郎に電話をかけた。
しかし、呼び出し音が鳴り続けるだけで一向に繋がる気配はない。


蘭「もう、お父さん何処にいるのよ。ショー始まっちゃうよぉ。新一もどっかに行っちゃったままだし…」


蘭は周囲を見回し、小五郎や新一の姿を探した。


蘭「Aは私たちに気を使って一人で見るって言ってたしな…。この人混みじゃ探し出せないよね」



___



病院からホテルに戻った園子は、常夜灯だけつけた薄暗い部屋で一人、ベッドに腰掛けていた。
俯いてハァ…と溜息をつく。

園子の部屋のドアの前では、病院と同じように京極が仁王立ちしていた。

すると、そこにAがやってきた



Aside___

園子ちゃんが泊まっているフロアに着き部屋に向かうと、部屋の前に京極さんが立っていた


A「京極さん」
京「Aさん…」
A「園子ちゃんの調子はどうですか?」
京「実はホテルについてから殆ど話してないもんでして…」


あ、地雷…踏んじゃったかな…?


A「そう、ですか…。あの、園子ちゃんの部屋に入ってもいいですか?」
京「Aさんなら園子さんも喜ぶと思います」
A「ありがとうございます」


コンコン


A「園子ちゃん?入ってもいい?」
園「A…いいわよ」
A「ありがとう」ガチャ


部屋に入るとベットの上で体操座りしている園子ちゃんがいた。


A「体調はどう?」
園「ん〜まぁまぁね」
A「そっか…。マカロン買ってきたんだけど、食べる?」
園「マカロン…ってそれ!かなり高いやつじゃない!いいの?」
A「いいのいいの!園子ちゃんのお陰でシンガポールに来れたからそのお礼♪」
園「ん〜蘭には悪いけど、2人だけの軽い女子会ね!」
A「ね!」


これで少しでも気分が晴れたらいいな

第101話→←第99話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (103 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
377人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

美紀 - コナン大好きです最高ですコナンと新一大好きですこの映画大好きですこの映画の主題歌を大好きな三代目の臣君が歌ってたので3回も見ました (2019年7月8日 14時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
如月葵(プロフ) - アニメLOVEさん» リクエストありがとうございます!早速お話を考えてるAnotherストーリーの方に載せます! (2019年6月24日 18時) (レス) id: f641bd2ac0 (このIDを非表示/違反報告)
アニメLOVE - リクエストで釈放されたリシくんと再開させてください!続編楽しみにしています! (2019年6月23日 23時) (レス) id: 539a424d8d (このIDを非表示/違反報告)
くろば - めちゃくちゃ面白かったです!!続編も期待してます!!\(^o^)/ (2019年6月23日 22時) (レス) id: e8f20f4464 (このIDを非表示/違反報告)
如月葵(プロフ) - ゆうみんさん» ラブラブですよね〜羨ましい← 新一は幼児化のせいでなかなか蘭と新一として一緒にいられないですからね〜快斗・夢主カップルに少〜し嫉妬してるかもしれませんね(笑) (2019年6月23日 22時) (レス) id: f641bd2ac0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:如月葵 | 作成日時:2019年6月17日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。