夜中に花は青花に染まろうとする / Kai

blue ページ7

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海side


海「も、もしもし？」



突然ｺｰﾙされた相手が疑いたくなるような相手で少し動揺した。



” 「…ｯあのねっ」 ”



息苦しく詰まった口調が聞こえるAの第一声。



普段はできるだけ連絡を取り合うことすら控えてるのに、。



海「どうしたの。草川となんかあった？」



” 「ううんっ、そうじゃなくて…」 ”




言葉を途切れ途切れに伝えるAは今どんな心境なんだ、。



会いたい、、とか。


いや、違う。


なにか大きな決断を伝えようとしているんだ。


そりゃ、言いづらいこともある。



海「ゆっくりでいい。聞かせて」



聞くべき？聞かないべき？


そんなの運任せ。


むしろ必然的なｽﾄｰﾘｰを歩むなら、


自ら結果に向かって行ったほうが俺自身、気持ちも吹っ切れる。



” 「今は私から言えない…言いたくない、。」 ”



言うための電話じゃなかったのか？



優柔不断になるほどの結論を彼女はなにか見いだしたのだろう。



” 「明日…会えない…っ？」 ”



弱気なAを脳裏で表示された瞬間に、



俺が守らなきゃ、。


勝手な責任感を知った。



海「夜でいいんだよね、開けとく」



” 「ありがと、。会うときにまでには言えるようにする、だから…っ」 ”



海「っA、泣いてんのかｯ…？」



えっ



表紙抜けた返答に草川と何かあったんだとわかる。



勝手な想像は俺とAが傷つくことを欠片にも持ち合わせていなかった。



ずっと、



草川とAのトラブルだと思ってた、。



Aが家に来て話してくれるまで俺は自惚れていたのかもしれない_____。



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