ありがとう【蓮@雫3318】 ページ50
「…それは、どうもありがとう」
ダンダンダンッ
銃声が鳴った。
同時に、政府の軍人達が一斉に倒れた。
「…え?」
「貴方達にはお礼を言わなきゃね。こんなに色を出してくれて…目的が漸く果たせるわ」
むくり、と起き上がる。
「…初めまして。私、
ブン、と音と共に筆が出る。
筆が出た瞬間、空間が戦慄した。
「…その、色は…」
「ふふ、私…ナミノの魂の色は」
筆の色は、透明だった。
「私の魂の色は透明。透明ならではの特性もあるよ」
目を、ゆっくりと開いた。
「ナミノは、私が造り上げた人格で…二重人格って訳じゃないの。ただ、割りきりが凄いだけ。」
ズズ…と体が黒に飲み込まれて行く。
「ねぇ、どんな気持ち?」
体が完全に黒に包まれた瞬間、パンッと大きな音が鳴り、黒が散った。
ふわりと自分の長い髪が視界に入り、微笑んだ。
「初めまして。透明の髪です」
ぺこりと、お辞儀をした。
限りなく薄い白。
紛れもなく、自分は透明の髪だった。
「私は、4つの頃から暗殺者の生業をしていたの。今まで殺した人数は約13万超。武器はこの銃だよ」
チャキ、と頭に銃の口を付ける。
「私の目的はね、まだ話せないや。けどね、判って欲しい事、話すね。」
「私は、君たちの敵となる。」
誰かが、もしくは全員が息を飲んだ。
「私の魂の特性…それはね」
月明かりに照らされながら、微笑んだ。
「君達の色を、奪えるんだ」
引き金に指を掛けた。
ーーーーーーーーーー
容姿。透明じゃないけど↓
こちら
2人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
?胡桃_美咲翔?(プロフ) - 作りました!!パスワードは同じです!! (2020年3月23日 16時) (レス) id: 18eae7edc1 (このIDを非表示/違反報告)
天秋(プロフ) - ?胡桃_美咲翔?さん» ふあいとー! (2020年3月23日 16時) (レス) id: f69f9f0f1e (このIDを非表示/違反報告)
?胡桃_美咲翔?(プロフ) - ちょ、おけおけ、作るからまっててw (2020年3月23日 16時) (レス) id: 18eae7edc1 (このIDを非表示/違反報告)
蓮@雫3318(プロフ) - ?胡桃_美咲翔?さん» さぁてくるっちゃん…続編のお時間だぁ! (2020年3月23日 16時) (レス) id: 57a1a02777 (このIDを非表示/違反報告)
蓮@雫3318(プロフ) - 天秋さん» そゆことかな。 (2020年3月23日 16時) (レス) id: 57a1a02777 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ