オタク少女、キミガシネの世界に来た【キミガシネ】 (ページ21)

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19話ページ21

A視点

まぁまずは名前聞くか。

『名前を言ってください。』

アリス「…嫌だと言ったら？」

うん。嫌だって言い方めっちゃ可愛いから許しちゃう。

『……窒息ﾀﾋさせますよ。首を縄で閉めて。』

アリス「ﾋｯお前殺人犯になるぞ。」

『この状態に殺人もクソもありませんよ。』

威圧が一番かな？

『はぁ…話せ。話さねぇとガチでやるぞ。いいのか？あぁ？』

カイ(フツーに怖いですね)

アリス「ひゃっ！短気ね！話せばいいんでしょ！」

『じゃあ名前を言ってください。』

アリス「フン…まずは自分から名乗るのが礼儀だ」

おっとアリスさん勘違いして私とのさっきの事も隠そうとしてます。

『紗奈芽Aです。Aで大丈夫です。……早く話してください。』

アリス「…オレは……」

アリス「…やま…山田権兵衛…。ゴンベエと呼べ」

絶対に今考えたんだろうなぁ……。やま……の時点でわかる。

Q太郎「…古臭い名前じゃな」

アリス「アンタなんかハンバーガー丼太郎でしょ！！」

『違います。ハンバーグどん兵衛ですよ。』

Q太郎「バーガーバーグQ太郎じゃ！！コイツはわかるとしてAはなんでわかんないんだ！？」

『職業を教えてください。』

アリス「職業は…その…なんだ。サラリーマンだな」

『…その服装と鉄球と手錠で？』

アリス「…うっ…！！」

ごめんねアリスさん。

こうでも言わないとケイジさん達に疑われる可能性があるんだよ……。

『…囚人服みたいですね』

アリス「バカめ…舎房着にこんな柄はない…！パジャマは縦シマだしな」

自爆してるw

『…ずいぶん詳しいんですね』

アリス「…！！テメェ…！罠か…！」

『いや勝手にゴンベエさんが自爆しただけですよ。』

カイ「ふむ…なんだか疲れる人ですね」

カイさん可愛すぎる……。

アリス「確かにちょっと長い間人から物を借り過ぎて捕まったさ。」

ケイジ「窃盗犯…ね」

アリス「アンタだってゲームとか借りパクしたことくらいあんでしょ！」

アリス「だが…模範囚として真面目に過ごしてきたんだ！」

アリス「なのに…突然…こんな所に連れてこられて…！」

『私も風呂の入浴中に連れてこられたんですから。髪の毛のゴムだってありません。』

アリス「…貴様もそうなのか…」

次はあ、そうだ。

ちょっと原作にはない選択をしてみよう

『彼女居るんですか？』

ケイジ「え？」

ジョー「は？」

ギン「ニャ！？」

アリス「…貴様…俺を弄んでいるのか？」

『あ、もしかして居ないんですか…。悲しいこと聞いてすみません。』

アリス「ｸｯなんでわかった！？」