◇ ページ14
.
それから、帰ったあとのジョングギが怖いよね、という話で盛り上がり、
その盛り上がった状態で観覧車を降りた。
とても楽しかったし気が抜けたから、このまま終わってしまうのが酷く寂しい。
オッパとは家に帰っても一緒にいるのに。
寂しさから、つい狭くなってしまう歩幅。
ジニオッパは、それでも嫌な顔をせず歩幅を合わせてくれた。
JN「パレード見ようか!」
『そうですね!』
腕を組んで、仲良く歩いていく。
すると、パレードが見やすい場所にちょうど一人分の空きがあった。
まわりはカップルだらけで、ピンク色のラブラブなオーラで溢れている。
隣のオッパを見上げれば、またまた王子様みたいに私をそこへ導いてくれる。
それは嬉しいけれど、オッパはこういう雰囲気に意識をしたりなんてことないのだろうか。
考えていると、たった一つの単純明快な答えが浮かんできた。
私に女の子としての魅力がない。
やばい!!!
それは辛いぞ!!??
私の後ろからパレードを見て、無邪気に楽しんでいるオッパ。
そっと見上げれば、無邪気な瞳と視線がぶつかった。
JN「パレード、ちゃんと見えてる?」
『もち、もちろん…』
身長差的に、オッパがかがむと顔が私の耳元に来てしまう。
吐息がかかり、思わず肩を揺らすと、オッパはごめんねとまた微笑んだ。
正直、ドキドキする。
朝はフライパンを握ってオモニみたいにみんなの朝食を作って、
朝食中はホビオッパと親父ギャグを言って大爆笑していたあのオッパが。
王子様よりかっこよく見える。
JN「……ねえ、A」
『え、あ、はい…!?』
ふと名前をよばれ、さらに心臓を高鳴らせていると、
ムードを台無しにするかのように私のスマホが鳴った。
それに対し、ジニオッパも思わず苦笑い。
「どうせジョングガでしょう」と頭をかいた。
予想は的中。
グギのせいで、オッパとのデートはここまでとなり、私たちは帰宅することになった。
638人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いま - 兄弟だけどグクと恋愛してほしい!! (2018年9月5日 21時) (レス) id: fbca5055d2 (このIDを非表示/違反報告)
Y汰(プロフ) - かやさん» たしかにテテとの絡みが少ないですよね…。今読み返してみると大変申し訳ないです!! コメントありがとうございます!更新頑張らせていただきますね! (2018年1月8日 14時) (レス) id: b6b8c9b96c (このIDを非表示/違反報告)
Y汰(プロフ) - いちごミルク1010さん» 更新頑張らせていただきます! (2018年1月8日 14時) (レス) id: b6b8c9b96c (このIDを非表示/違反報告)
かや - 更新ふぁいんてぃんっ! (2018年1月8日 13時) (レス) id: 1f993a971f (このIDを非表示/違反報告)
かや - この感じめっちゃ好きです!グクテテとの絡みも増やして欲しいなぁとか思ったり!( 笑 ) (2018年1月8日 13時) (レス) id: 1f993a971f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Y汰 | 作者ホームページ:
作成日時:2018年1月4日 19時