意外すぎる ページ8
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玉森くんとは、凛ちゃんと同じく受付前で待ち合わせをして。
自分も一旦マンションに帰って、シャワー浴びて化粧直して、パンツスタイルの私服に着替える。
じゃなきゃ酔っ払いにセクハラされかねないから。
髪も緩めのアップにして、少し大振りのピアスして。
一応歓迎の飲みの席だから、身だしなみは気をつけなきゃね。
「…こんなもんかな」
いつもより高めのヒールのパンプス、コツコツ鳴らしながらマンションを出て。
タクシー捕まえて会社に戻る。
「先輩〜！」
凛ちゃんが手を振ってるのが見えて、小さく手を振りかえしながら近寄る。
「先輩、すっごい綺麗ですっ！」
「っえ、そうかな…//」
「細いし背が高いからモデルさんみたい！！」
「…や、やめてよ凛ちゃん！// 凛ちゃんこそ、やっぱりかわいいね」
「ほんとですかぁ？！うれしいっ！！」
ほんとに、ザ・女の子って感じのかわいい凛ちゃん。
ふたりでキャーキャー言ってたら、後ろから気配を感じて振り向く。
「うわっ！いつのまにっ！！」
「…すいません、先ほど声を掛けたんですけど」
そこには私服姿の玉森くんがいて。
知らない間に後ろにいたのもびっくりだったけど、もっとびっくりすることが一つ。
「玉森くん、あなた…」
「…え？」
…意外。
意外すぎる。
「…」
私服が割とかっこいいなんて。
「先輩、もしかして玉森も一緒に行くんですかぁ？」
「…え、あ、うん」
「えぇ〜！…まぁでも、私服は結構まともなんですねぇ」
「うん…」
細身の黒いパンツに、黒のロンT。
スマートに羽織ったレザージャケットに、足元はスタッズの付いたお洒落なスリッポン。
まぁ、髪型と眼鏡はいつものままっていう。
なんというアンバランス……
「よし。じゃあそろそろ向かおっか」
なんとも異様なメンバーで、会場であるお店まで向かうことに。
「ところで先輩、玉森はなんで一緒なんですかっ？」
凛ちゃんが小さな声でひそひそと耳打ちする。
「彼、なんか人見知りみたいで。最初だけ私の隣にいさせて欲しいみたい」
「えぇっ、なんか女々しいんですけどぉ…」
後ろを歩く玉森くんをチラ見した凛ちゃんは、��キモーい��って囁くように呟いた。
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すなぎも - めっちゃ面白いです！！続きがとても気になります！更新待ってます！ (2018年7月25日 21時) (
レス) id: ef1e270871 (このIDを非表示/違反報告)
はじめ - 続きがとても気になります！更新待ってます！ (2018年4月4日 14時) (レス) id: e3f41243e4 (このIDを非表示/違反報告)
kumi(プロフ) - 初めから一気読みしました！めっちゃ面白いですね！！ブラック玉ちゃんカッコイイ！！続きが気になりますっ！！！ (2016年7月12日 2時) (レス) id: 8cddf2f951 (このIDを非表示/違反報告)
たまま - このお話のたまちゃんすごい好きです! 続きが気になってしょうがないです! 更新楽しみにしてます！ (2016年2月18日 19時) (レス) id: 18ff77bab6 (このIDを非表示/違反報告)
はるる - 頑張って下さい! (2016年2月7日 22時) (レス) id: fb87ff9d5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K
| 作成日時：2015年3月10日 21時
