Black ＆ White 〜T.yuta〜

夢 ページ27

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ーーーピピッ…





「…あぁぁぁぁもうっ！！」





…あ、だめ。

大声が頭に響く…





次の日の朝。

いつもの時間に起きた私を襲った頭痛。

体温計に表示された38.2の数字に嫌気がさす。

こんな熱を出すのはいつぶりだろう…






「……あ、おはようございます。すいません、佐藤ですが…」






職場に連絡を入れ、再び布団に潜り込んだ。

何か食べたい気もするけど起き上がる気にはなれなくて…





「…寝よ」





とりあえず再び眠ることにした私。





・
・
・





「………ぱい……、」




「…….先輩、起きて下さい」




え？




「玉森…、くん？」




「先輩…、」




「…え…、ちょ、ちょちょちょっ…！」




「好きなんです」




「…は、はぁぁぁ……っ！？！？」




「キス、させて」




「…た、玉森く……っん…！、」





・
・
・





！？！！







…ゆ

夢………、





汗をかきまくってるパジャマと、乱れた布団。

なんて夢だ……

頭を掻きながら枕元の携帯を見れば、17:37と表示されてる。





…え？





「……ご、五時っっっ！？？！？」





どんだけ寝てたんだ！って慌てて起き上がるけど、まだ重い頭がフラフラして。

溜息を付いてからゆっくりと起き上がる。

のそのそと向かった洗面台の鏡に映る顔はひどいし、頭もボサボサ。

とりあえず顔を洗い、フラフラとキッチンに向かう。





「お粥でも作ろうかな…」





薬を飲むにしろ、何か胃に入れなくては。

そう思い冷蔵庫を覗き込んでいると…






ーーーピンポーン






「もー…、誰よこんな時にーーー…」






パジャマだし頭ボサボサだし。

よし、居留守を使おう。






ーーーピンポンピンポーン






「…」




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