過剰な反応 ページ16
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「はよ、A」
「あぁ、おはよう」
デスクについて溜息を付けば、太輔くんが書類を抱えて通りかかる。
朝から憎たらしいくらい爽やかねー…
「お前さ、あれから大丈夫だった？」
「…あれから？」
「新歓あった日。玉森に送ってもらっただろ？」
「…っ！！、」
思わず息を飲んだ。
「Aさ、あん時結構飲んでただろ？ほどほどにしとけって俺言ったのに」
…ほんとにその通りです。
太輔くんの言うこと聞いとけばよかった…
「お前結構酔っててさ、割と壊れてたぜ？松本と一緒んなって泣いたり笑ったり…それはもうひどい有様。まぁおもしろかったけどな」
「…」
やっぱり今日来なきゃよかったかも…
「…まぁでも。あいつがずっとお前のこと気にかけてたぞ」
「…あいつ、」
「玉森。玉森裕太」
「…っ、//」
彼の名前を聞いて過剰な反応を示す私に、ん？って顔を向ける太輔くん。
「…なに？なんかあったわけ？」
「…な、なんかって？何もあるわけないじゃない」
「…」
「…ははっ、」
「…まぁ、玉森だもんなぁー…」
「そ、そうっ、あの玉森くんよ？」
「…でもあいつ、やたらお前にひっついてたなぁー…」
「そ、そう？」
「潰れたお前を俺が送ってこうとしたら、俺が送ります、ってすげぇ勢いで店出てっちゃって…」
「…え、」
「つぅか、ちゃんと帰れたか？住所言えた？」
「…っあ、あぁ…うん。帰ったよ？」
「そっか。よかった」
安心したように微笑んで、私の頭にポンって触れて。
振り返って去っていこうとする太輔くんを慌てて呼び止めた。
「…太輔くんっ、」
「ん？」
「…あのっ、ありがとう！！」
「え？なにが？」
「新歓の時、安藤主任から助けてくれたでしょう？」
「…ふふ、ばれてた？」
「あたりまえじゃない、今度奢らせて。また飲みに行こ？」
「ん。また連絡するわ」
じゃあな、って小さく手を振って自分のデスクへと戻っていった太輔くん。
…というか。
なに、さっきの。
玉森くんが言ってた話と違うじゃない…
ーーー��藤ヶ谷先輩が送ってこうとしたの断って、俺にくっついてきてくれたんですよ？��
…そんな嘘、どうしてついたの？
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すなぎも - めっちゃ面白いです！！続きがとても気になります！更新待ってます！ (2018年7月25日 21時) (
レス) id: ef1e270871 (このIDを非表示/違反報告)
はじめ - 続きがとても気になります！更新待ってます！ (2018年4月4日 14時) (レス) id: e3f41243e4 (このIDを非表示/違反報告)
kumi(プロフ) - 初めから一気読みしました！めっちゃ面白いですね！！ブラック玉ちゃんカッコイイ！！続きが気になりますっ！！！ (2016年7月12日 2時) (レス) id: 8cddf2f951 (このIDを非表示/違反報告)
たまま - このお話のたまちゃんすごい好きです! 続きが気になってしょうがないです! 更新楽しみにしてます！ (2016年2月18日 19時) (レス) id: 18ff77bab6 (このIDを非表示/違反報告)
はるる - 頑張って下さい! (2016年2月7日 22時) (レス) id: fb87ff9d5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K
| 作成日時：2015年3月10日 21時
