プロローグ ページ1
「こうして、勇者ルキウスはまた、旅立っていったのでした。おしまい。」
「……ねぇハンナ。
どうしてルキウスは王女様と結婚しなかったの?」
「さぁ…どうしてでしょうか。
それは、お嬢様のご想像にお任せしますよ。おやすみなさい。」
お嬢様のお世話を任されたメイドのハンナは、静かに部屋を出ていった。
お嬢様は寝返りをうち、枕元の熊のぬいぐるみを抱いた。
「ねぇジョセフ。ジョセフはどうしてだと思う?
わたしは、きっとルキウスには王女様よりも愛してる女性がいたんだと思うわ。」
少女はぬいぐるみに語りかけ、ゆっくりと目を閉じた。
「おやすみなさい、お母様。」
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ばん© - ありがとうございます!更新遅くてすみません… (2017年3月6日 18時) (レス) id: 811eeda3cd (このIDを非表示/違反報告)
つー - すごく面白かったです!! (2017年3月5日 21時) (レス) id: 145d47b14f (このIDを非表示/違反報告)
とまと?(プロフ) - これからも応援してます! (2017年2月23日 21時) (レス) id: 815ca9583d (このIDを非表示/違反報告)
ばん© - みなぎさん» ありがとうございます!!!! (2017年2月23日 21時) (レス) id: 811eeda3cd (このIDを非表示/違反報告)
ばん© - 篠川梨麻さん» 読者さま第1号ですよ!すごくうれしいです、ありがとうございます! (2017年2月23日 21時) (レス) id: 811eeda3cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月嶋あぐり | 作成日時:2017年2月22日 17時