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本当に腹が立つ。


からかわれているだけなのだからそう深く考えずともよいのに。



「アンタは昔から変わらないね」


「そのセリフ そのまま返すよ」



先に行くから、とスピードを上げる。


先を走る受験者たちの肩やら頭やらを踏み台にしてほぼ先頭だ。



「何しやがる あの女…!」


「どこも怪我していないだろう?僕の踏み台にさせてもらっただけだよ」



自分に追いつける輩などこの中ではグラスィドールと、ヒソカくらいだろう。


後者には死んでも追いかけられたくないが。


ふと、ライダージャケットの裾を引っ張られた。



「あ やっぱりさっきのジュースくれた奴じゃん」


「君こそ さっきのジュースを飲んでいた奴じゃないか」

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作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年1月26日 23時

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