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「わふ、わふっ」


「僕 犬語は分からないよ」


ハクアがクロロと古書を読み始め、暇になったロボはグラスィドールのところに来ていた。


話すように わふわふ鳴くが当然彼には分からない。遊んで欲しいのか、ブラッシングして欲しいのか。


とりあえず撫でれば尻尾を振る、どうやら正解だったらしい。


「きゅーん」


「アンタでかいから撫でるの大変なんだけど」


「わふっ」


「はいはい、もっとね」


わしゃわしゃぐりぐり、毛並みが乱れるくらい撫でていると尻尾が振られる。


だがどうやら満足には物足りなかったらしい。


「わふっ!」


「うわ」


「にゃーーー!?」


ぱくり、とロボがグラスィドールの上半身を咥えてしまった。あぎあぎと甘噛みして甘えるが、当然ハクアがすっ飛んでくる。


「こら!ぺっするんだ、ロボ!」


「ヴー…」


「嫌じゃない!」


「フギャァァァオ!!」

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作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年1月26日 23時

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