その後… ページ49
そんなことをうだうだといつまでも考えていると
コンコンとドアをノックする音がした
「どうした?シャワーの出し方分かんねーの?」とドアの向こうから優しい声がする
いいえ、それ以前の問題です。なんて、バカ正直に言えるわけもなく
シャワーすら浴びてない私はどうすることもできずに、立ちすくんでいると心配そうな顔したユンギさんが「開けるぞ」ってバスルームに入ってきた…
そして棒立ちになってる私の前に立ち、頭をポンポンってしてから優しく撫でてくる
「嫌ならムリに抱かないって言ったろ?」
そうじゃないのに。嫌なんかじゃないのに。
「俺ならいつまでも待つから、な?」
その言葉に勝手に涙が零れた…。
一緒にいるようになって、こんな私を好きになってくれて、逃げるようにしてユンギさんの前から消えた薄情な私を好きと言ってくれて、それからずっと離れないでいてくれた
もう十分に待っていてくれてるはずなのに
私をこんなにも大切にしてくれるのに
飽きずにそばに居てくれる
私はその優しさに今応えたいんだ
その手は多分震えてたと思う…。
ユンギさんとの距離を詰め背中に手を回し
ちょっとだけギューッと力を入れてみる
「どうした?(笑)」
でも顔は上げられない。いつもユンギさん任せだった私が自分から抱きつくのは初めてだったから
「ホント何だよ(笑)」
ユンギさんも不思議に思ってるんだろうな
「とりあえず向こうに行こう、な?」
巻き付いてた私の手を取り握ったまま背中を向けようとするもんだから
離れたくなくて、なんだかずっとこうしていたくて
方向転換したユンギさんに思わずそのまま後ろに抱きついた
「あのなー…」
何も言わない私に怒ったのかなって不安になったけど
「あんまり可愛いことすると襲いたくなるんだけど?」
っ、
「マジで何なのお前…こっちはかっこつけて待つって言っちまったけど、けっこう我慢してんだけど?」
『…我慢なんてしなくて、いい。』
ユンギさんの背中に向かって私はそう答えた…
415人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
A - 見るの遅くなったぁぁぁぁぁあぁぁ(うるさい)ユンギ...良かったな(いや何様)めっちゃ感動しました。最高!! (2018年4月17日 19時) (レス) id: 55b9aadcae (このIDを非表示/違反報告)
ままさん。(プロフ) - あがしおんさん» スッキリなさって良かったです(笑)今後いくつお話を追加する予定でいますが、睡眠の妨げにならぬよう幸せオーラ漂う感じにしたいと思っておりますのでご安心を(^-^) (2018年4月16日 19時) (レス) id: 50153dd64f (このIDを非表示/違反報告)
exoラブarmy - 本当ですか!?すっごく嬉しいです!頑張ってください!こちらこそよろしくお願いします! (2018年4月16日 19時) (レス) id: 6e0b42b08b (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - ラスト、スッキリしました!ありがとうございます!これでゆっくり眠れます。 (2018年4月16日 18時) (レス) id: 9bc25ee9d8 (このIDを非表示/違反報告)
ままさん。(プロフ) - exoラブarmyさん» 全部読んでくれたんですか!?ありがとうございます!そこまで感動していただいたからには、是非続編を書かせていただきます!近いうちに追加しますので、また宜しくお願いします(≧∇≦)/ (2018年4月16日 16時) (レス) id: 50153dd64f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ままさん。 | 作成日時:2018年3月30日 14時