ユンギさんの飼育方法２

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修羅場？


こんなとこで？


どちらにしろ、お取り込み中のようだ…









「世代交代ってヤツだ…」


「はぁ？」


「Aには伸びしろがある。それに、お前には本業があるだろ？」


「なによ、それ！…もしかして、あの子とも寝たの！？」


「はぁ？…いいかげんにしろよ、そんな考えでいるからお前はダメなんだ！」


「なによ！こんなパーティー、ぶち壊してやる！」









盗み聞きしたわけじゃない、聴こえてきたんだ…


たしか、Aって…


その名前に身動きが取れなくなっていた









【ユンギー！？】









「(バカ！静かにしろっ！)」


【(はぁ？)】









メイクヌナの馬鹿デカい声のせいで


そそくさと物陰から出てきた二人…


サッと何事もなかったかのように目の前を通り過ぎていく


見たことがある奴だった…


騒ぎ立てていた女はどっかのグループのメンバーで音楽番組でも共演したことのあるやつ


名前なんて知らない…ただ


スタイルがいいから何となく顔は覚えてた






もう片方は…






【さっきのはファッション雑誌の編集長よ、今回のパーティーを企画した張本人…姿が見えないと思ったらこんなにとこに居たのね、】



「なぁ…」



【あの二人、できてるって噂よ】



「あっそ。あのさー、モデルって枕営業あんの？」



【…なくもないわねぇ。てか、どこにでもあんでしょ？そんなの。でも、…なんで？】



あっさりと言うんじゃねーよ、そんな恐ろしいこと



「さっきの女が言ってた…Aとも寝たのか？って、」



【ふっ…逆恨みもいいとこね。まっ、そう思われても仕方ないけど、】


「はぁ？」


【さっきの子、Aちゃんに仕事いくつか取られちゃったから…】


「…パーティーぶち壊してやるって言ってたぞ？」


【はぁ…そんなことしてもムダなのに、、】









【さぁ、ショーが始まるわよ】









メイクヌナに引っ張られるようにして会場に後戻りしてきたけど


…なぜだか、胸騒ぎがして


心が落ち着かなかった…

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