ユンギさんの飼育方法２

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私はいつの間に…



目が覚めたら、そこは



見覚えのある場所だった…









足と手には包帯が巻かれ



温かいベッドの上



そして



ベッドにもたれかかって



ユンギさんが同じ部屋で目を閉じている



寝ているのだろうか…



寝息さえも静かでよく分からない









ここは、懐かしい…



あのときのままだ



でも、なんで



なぜ私はここに？









私はここに来ていい人間ではない







ユンギさんのそばにいていい人間ではない







せっかく







離れて







忘れようと頑張ってきたのに…









「んっ、…あ、…起きてたのか」



「…どうだ？キズはまだ痛むか？」



「…ふっ、なんか、…いいな。起きたら、お前が目の前にいるって(笑)」









どうしてあなたはそんなふうに笑うの？



どうしてあなたはそんなふうに私に触れるの？









目の前にあなたが見える



こうしてずっとずっと見守られてきた



近くであなたが囁く



こうやってずっとずっと心配してくれた






「…もう、ムリなんかすんなよ。お前は一人なんかじゃない。それとも…まだ、俺が怖いか？…自分でも呆れるよ、俺が近づけば近づくほどお前を困らせるのは分かってるのに…、でも、もう…自分でもコントロールがきかない…」






「そんぐらい、お前が好きなんだ…」






「…俺は、お前が好きだ」









もし、神様がいるのなら



一生分のときめきを



一瞬でいいから



今だけは強く感じさせて欲しい









どうか、こんな弱い私を許して下さい…

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