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適当に安いお酒を頼んで
お互いのことをいろいろ話して、少し打ち解けてきた
錦戸さんとずっと楽しそうに話してる小夏
ここの常連になった彼女の理由がわかった気がする
多分、小夏は錦戸さんのことが好きなんだ
「Aちゃんってずっと下向いてるからわからんかったけど、美人さんやな」
「え？」
でた、これが本場の口説きというやつですね…
そんなの言葉何年かぶりに言われて
さすがに照れる
「顔真っ赤やん！笑」
「気のせいです…」
それからまた少し話をしていると
「小夏ちゃんと初めての子が来てるって聞いたで！」
部屋のドアが勢いよく開いて
2人の男性が入ってきた
1人はずっと笑顔で、もう1人は少し背の低い可愛い顔の人
「まるちゃん！章ちゃん！」
「いた！相変わらずの亮一筋やなぁ。たまには俺も指名してや！」
「もちろんですよ！」
「何しに来たんやまるー」
「ええやん！初めての子には俺が来てまず笑いをとるって決めてるんや！」
まるちゃんという人が来てから
場の雰囲気が一気に明るくなった気がする
「かわええ子やん！」
背の小さい人に言われた
「章ちゃんも可愛いよ！」
「俺はこれでも男や！笑」
なんだか皆仲がいいなぁ
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