恋、諦めました(緑) (ページ1)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:9,962 hit

1 ページ1

朝

いつものように支度をして家を出る

ここもまあまあの都会で、電車の中は通勤や通学をする人でいっぱいだ

東京ほどではないけど。

たくさんのビル、人、車

上京してきた人とかは感動したりすると思うが

私にとっては仕事に行かなきゃって感じで少し憂鬱である

とくにあそこにある∞とかいうホストクラブは

いつも目に入るが

行くわけがない

と、心の中で呟いている

何分か歩き、会社に到着する

「おはようございます」と挨拶して自分のデスクに座る

「おはよ、小夏」

「おーっす」

隣でパソコンをパタパタと叩いているのは同僚で友達の九条小夏

初めて会った時はチャラくて仕事場の男性たちに媚び売るんだろうなとか

あまり印象は良くなかった

けれど仲良くなるうちに仕事はしっかりとこなすし

優しいし、悩み聞いてくれるし

すごくいい人だった

「コーヒーいる？」

「いるー。ありがと」

いつものように仕事を始める

この日も無事終える、というか

つまらない日常、というか。

そんなことを思って1日を終えると思った