No.7 ページ7
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15分ほど歩くと、ある建物の前でグレイシアさんは歩みを止めた。
ｸﾞﾚｲｼｱ「ここよ。上までお願いできるかしら？」
A「はい。」
建物の中に入り、階段を上ると、いくつかの扉があった。そのうちの一つがどうやらグレイシアさんの部屋のようだ。
-----ガチャ
グレイシアさんがカギを差し込みドアを開けると、小さな足音が聞こえてきた。
「ママーーー！！！おかえりーーー！！！」
ｸﾞﾚｲｼｱ「ただいま。エリシア。」
中から現れたのは、グレイシアさんと同じ髪色と目の色をした、二つくくりの小さな女の子だった。
グレイシアさんはしゃがみこみ、エリシアと呼ばれる女の子をそっと抱きしめた。
私と目があった少女は、少し怯えたように言った。
ｴﾘｼｱ「ママ………この人…誰…？」
怖がるのも無理もない。
胸まで伸びた髪はボサボサに乱れ、汚らしい服を身にまとい、靴だって履いていない。
傍から見たら不審者そのものだ。
怯える少女にグレイシアさんは、優しく言った。
ｸﾞﾚｲｼｱ「この子はね、Aっていうのよ。」
A「こ、こんにちは…」
ｸﾞﾚｲｼｱ「ほら、エリシアも挨拶しなさい。」
ｴﾘｼｱ「………こんにちは…わたし、エリシア…」
A「エリシアちゃん、怖がらせてごめんね。じゃあ…」
私はそう言って、持っていた野菜をグレイシアさんに渡し、その場を去ろうとした。
そんな私の腕をパッと掴んで、グレイシアさんは言った。
ｸﾞﾚｲｼｱ「あ、待って…！せっかくだから、中に入って。ね？」
A「で、でも……」
ｸﾞﾚｲｼｱ「遠慮しないで、ほら。」
グレイシアさんに手を引かれるまま、私はグレイシアさんの家の中に入った。
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るるるs - 鋼の錬金術師AFじゃなくてFAですよ。 (2022年7月27日 0時) (
レス) id: 7f6b75982b (このIDを非表示/違反報告)
篠懸 菖蒲(プロフ) - ポケットの案内人さん» ポケットの案内人さん コメントありがとうございます！そう言っていただけて私もすごく嬉しいです(><)更新頑張りますのでよろしくお願いします！ (2020年8月16日 8時) (レス) id: 21fdeed85c (このIDを非表示/違反報告)
ポケットの案内人(プロフ) - 私、ハガレン大好きなんですよ！夢小説書けないのに夢主勝手に想像したり、そしたらこの小説があったのでメッチャ嬉しいです！頑張ってください！ (2020年8月15日 23時) (レス) id: 4ccf657d3b (このIDを非表示/違反報告)
篠懸 菖蒲(プロフ) - みーこさん» みーこさん ありがとうございます！そのように言っていただけて嬉しいです！更新頑張ります(><) (2020年6月23日 10時) (レス) id: 21fdeed85c (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - 面白かったです！更新頑張ってくださいね！ (2020年6月23日 10時) (レス) id: 19c92306d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菖蒲-アヤメ- | 作成日時：2020年6月12日 23時
