No.3 ページ3
-----〜父 side〜
何故かはわからないが、Aがどこかへ行ってしまった。
父「うーーーん…冒険かな?迷わないといいがなぁ…」
「あーあ。逃げちゃいましたよ。お父様。」
どこからか、プライドが現れて言った。
プライドの言葉に、彼女は冒険に行ったのではないと知った。
父「逃げた?何故?」
プライド「単純にお父様が怖かったのでは?」
父「私が怖いだと?彼女の故郷のほうがよほど怖いだろうに。」
まったく、人間というものはわからん。
衣服も、食べる物も、住む場所も、私は与えてやるというのに。
プライド「追いかけますか?」
父「まあいい。いつかは戻ってくるだろう。どのみちAには居場所がないからな。」
プライド「またそんな呑気なことを…。鋼の兄弟たちより重要度は低いですが、一応人柱候補なんですよ。」
父「おそらく真理の扉を見て混乱しているんだろう。この場所も、この"父"のことも覚えてなかったようだったからな。真理の扉を開くということはそれほど、心身ともにきついものだ。」
そう言うと、プライドは眉根を寄せて静かに言った。
プライド「だいたい彼女、本当に真理の扉を見れたのでしょうか?見たところ、身体の不自由な部分は見受けられませんでしたが…」
父「こちらに戻ってこられているのが何よりもの証拠だろう。おそらく身体の内部だろうな。まあ、また、お前たちが確認してきてくれればいい。人柱としての実力も兼ねてな。」
プライドは困ったような顔をしながらも笑みを浮かべながら言った。
プライド「私は彼女の実力をこの目で確認済みですが……お父様がお望みとあらば。」
人柱は多いに越したことはない。
他に適任者がいれば必要なくなる。
ただそれだけのことだ。
A…か…。
ああ…
ラストの後任でもいいなぁ…。
色欲の器はやっぱり女がいい。
とりあえずは、様子見だな…。
136人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るるるs - 鋼の錬金術師AFじゃなくてFAですよ。 (2022年7月27日 0時) (レス) id: 7f6b75982b (このIDを非表示/違反報告)
篠懸 菖蒲(プロフ) - ポケットの案内人さん» ポケットの案内人さん コメントありがとうございます!そう言っていただけて私もすごく嬉しいです(><)更新頑張りますのでよろしくお願いします! (2020年8月16日 8時) (レス) id: 21fdeed85c (このIDを非表示/違反報告)
ポケットの案内人(プロフ) - 私、ハガレン大好きなんですよ!夢小説書けないのに夢主勝手に想像したり、そしたらこの小説があったのでメッチャ嬉しいです!頑張ってください! (2020年8月15日 23時) (レス) id: 4ccf657d3b (このIDを非表示/違反報告)
篠懸 菖蒲(プロフ) - みーこさん» みーこさん ありがとうございます!そのように言っていただけて嬉しいです!更新頑張ります(><) (2020年6月23日 10時) (レス) id: 21fdeed85c (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - 面白かったです!更新頑張ってくださいね! (2020年6月23日 10時) (レス) id: 19c92306d7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:菖蒲-アヤメ- | 作成日時:2020年6月12日 23時