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お話＿1 ページ2
それは突如として起こった。
朝リビングへ向かうと煌びやかな王冠が置いてあるではないか。
Aは本を読まない為、そのことは何も知らない。
怪しげに見つめていると
妹が同じようにリビングへ向かってくる。
アリエはキラキラとした王冠をみた途端
人が変わったかのような豹変ぶりを見せる。
「…お姉ちゃん！？なぁにこれ！！！！！」
何故だろうか
とても可愛らしく見えるであろう瞳をキラキラと揺らせながら服を掴んでくるその姿に
思わず身体が強ばる。
何故
何故こんなにも
貪欲な瞳をしているの
何故
何故そんなにも
王冠を見て興奮しているの
確かに珍しいし、売れれば言い値が付くであろう。
でもそれだけでは無いような
そんな瞳をしていた。
・・・・・・・
王冠
・神様になる為の王冠
・被った瞬間に神様になるがそこからずっと歳を取らないと言うだけで、天界に行ったりはしないらしい
・何故か目を奪われる、吸い込まれてしまいそうになる
・同時にその人の本性を出してしまうものでもある
・グリーン家の少女以外はこの効果は与えられない、ただの王冠と化す
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作者名：Awoo。 | 作成日時：2023年2月1日 5時
