【第五話】「季節外れの」丘島ひかり ページ6
「行ってきます!」
季節外れの半袖で、勢い良く玄関を飛び出す少女
名を、丘島ひかり、と言う。
ゆく人々に挨拶をし、やっと校門にたどり着くと、ある人物を見つける。
「おっはよう!治栄!健生!」
__パシンッ!と言う音を立て、ひかりは、二人を叩く。
「痛い!ちょっと!ひかり、何してんの?!」
「いたっ...いてぇわ!ちょ、何してんだよ!」
同じようなことを言う二人に、クスッと笑いそうになると
治栄がすかさずツッコミをいれる。
「なぁに笑ってんのよ!てか、ハンカチ持ってきた?!」
お母さんの様な発言にとうとう吹き出してしまう。
「ははっちょ、治栄、母さんかよっ!あ、持ってきてない」
治栄がひかりをギッと睨み付ける。
「あんた、今日で何回目?」
「逆に治栄はコレまで食べたパンの枚数覚えてる?」
噛み合っているようで、噛み合っていない会話に治栄がまた鋭く注意をする。
「覚えてないわ!ったく...もう、2つ持ってるから貸してあげる、明日返してよ」
「ひかりの家の柔軟剤の匂いがするハンカチいっぱいあるんだからね?!」
少し切れ気味で言う治栄に、先ほどまで空気と等しかった健が口を開く。
「ねぇ、俺、俺忘れてないよね?!」
「「あ、ゴメン、忘れてた」」
口を揃えて言う二人。
そしてまた、立ち止まっていた3人が歩み始める。
__九十九高等学校へ
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使わしていただいたキャラ
津島 健生くん
津島 治栄ちゃん 成代遒さん宅
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【第六話】「あの人と前世」茨木鬼国→←【第四話】「朝の日課」望月花恋
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くっきー(プロフ) - 音楽家と聞いて来ましたぁ!(音楽家大好きなのです) (2018年11月29日 17時) (レス) id: 1ae5ed5092 (このIDを非表示/違反報告)
成代遒 - 詠璃−エイル−さん» すみません!今作りますね…! (2017年12月6日 22時) (レス) id: eb873f1f0d (このIDを非表示/違反報告)
詠璃−エイル−(プロフ) - あっお話がいっぱいで書けませんでした…!! (2017年12月6日 19時) (レス) id: 6ecde06555 (このIDを非表示/違反報告)
詠璃−エイル−(プロフ) - 更新します! (2017年12月6日 19時) (レス) id: 6ecde06555 (このIDを非表示/違反報告)
雪少女 - 終わりましたー (2017年12月6日 19時) (レス) id: 8cbbc17253 (このIDを非表示/違反報告)
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