【第四十五話】「逃げるが勝ち」恋狼亜志 ページ46
「いただきまーす!」
「いただきます。」
琥珀が不味そうな物を食べようとしてる。が、
「うわ!うまそー!いただきまーす!」
「...?....あああああ!!」
健生先輩が琥珀のケーキを食べた。一口ですべて。
「うぇ!不味っ!」
「こら!たけ兄!」
「はは、健生せんぱーい。人の人生の楽しみを...全て取りやがって...それに、チリチリと女についてって...この間、ヒリ母にもナンパしてましたよねぇ?」
琥珀がニコニコ笑ってる。
でも、目が全然笑っていない。これ、凄い怒ってるよ...
「琥珀ちゃん!?怖い!怖いよ!」
「ふざけんじゃねぇー!テメェ!そんなに死にてぇのなら、心臓から骨の髄まで燃やしてやんよ!オラァ!」
「ゴメェエエエン!!」
琥珀は手から炎を出しながら健生先輩を追いかけている。
「...津島さん、大変だね。」
「亜志さんもね...琥珀ちゃんって怒ると豹変するのね....」
「アンタの兄さんはよく琥珀を怒らせるよね」
私は津島さんとそんな話をしていた。
「ほらぁ!とっとと燃えやがれぇええ!それかケーキ吐けよ!私のケーキ吐け!」
「吐いたら汚いよ!」
あっという間に店が崩壊。
「琥珀!もう止めなっ!!」
「亜志さん、そんな大きな声出るんだ....」
大声で私は琥珀に言った。
治栄さんがビックリしてるのは気にしない。
「だって私のミートチョコレートがぁ!」
「絶対不味いでしょ!そんなもん!」
「はぁ....分かりました....」
琥珀は手を止め、腑に落ちない顏でそう言った。
「健生、こんなに店荒らして...」
「俺!?」
パッと見ると、店員さんが鬼の形相でこっちを見ている。
店、荒らされたし、無理もない。
「津島治栄さん、行こう。」
「え??」
「店員、顏ヤバイよ。逃げよう。アタシらは関係無いし。」
私は津島さんの手を引き逃げた。
「ちょ!亜志!」
「治栄!」
「た、健生先輩、私達も逃げましょ!」
「あぁ!」
そのあと私達はそれぞれ家に帰った。
...
成代遒さん!フラグ、回収しました(`・ω・´)
借りた子
津島健生くん、治栄ちゃん:成代遒様から
...
【第四十六話】「生徒会長の意地」津島健生→←【第四十四話】「ミートチョコレートケーキ納豆掛け」魔宵琥珀
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くっきー(プロフ) - 音楽家と聞いて来ましたぁ!(音楽家大好きなのです) (2018年11月29日 17時) (レス) id: 1ae5ed5092 (このIDを非表示/違反報告)
成代遒 - 詠璃−エイル−さん» すみません!今作りますね…! (2017年12月6日 22時) (レス) id: eb873f1f0d (このIDを非表示/違反報告)
詠璃−エイル−(プロフ) - あっお話がいっぱいで書けませんでした…!! (2017年12月6日 19時) (レス) id: 6ecde06555 (このIDを非表示/違反報告)
詠璃−エイル−(プロフ) - 更新します! (2017年12月6日 19時) (レス) id: 6ecde06555 (このIDを非表示/違反報告)
雪少女 - 終わりましたー (2017年12月6日 19時) (レス) id: 8cbbc17253 (このIDを非表示/違反報告)
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