はちわ ページ10
Aside
私の腕はラギー・ブッチによってがっちりと掴まれている。
おかげで2つほどパンが下に落としてしまった。
相手はハイエナ。私は人類。
相手は男。私は女。
どんなに頑張っても力では勝てないことなんて一目瞭然だった。
『あ、あは〜〜、これはこれは。ブッチさん。私に何か用事でも？』
頑張って笑ってみせるがどう頑張っても顔に出るのはひきつった笑いのみ。
…と言っても相手に見られるのは目だけなんだけど。
ﾗｷﾞｰ「いや？特に用事なないっすよ。ただ普段フードしてて顔の見れないAちゃんの顔が見れたからこの手を離したくねぇってだけで」
『？？？？ちょっと言っている意味がわからないのですが？？？？』
早く、早く、今すぐにその手を離してくれ。
幸い、この通路に生徒は少ない。(というかいない)
しかしいつ誰がくるかわからないのだ。
今すぐにでもその手を振り払い走ってひと目のつかないところに逃げたい。
だが冒頭でも説明した(？)通り、相手はハイエナである。
……勝てっこない。
ﾗｷﾞｰ「見るからに…食べる場所に困ってる、っていう感じっすかね」
ラギーは獲物を見つけたかのように細い目をして私の姿を捉えていた。
『…そう、ですけど。食べる場所なら自分で見つけるので……』
ﾗｷﾞｰ「そのままだと飯食えずに授業始まっちゃうっすよ？」
『…………』
なにを言っても正論で返される。
私は力だけでなく口ですら彼に勝つことができなかった。
『(こうなれば……！！！)』
本当は使わずにいきたかった。
しかし今はそうも言ってられない。
フードも脱げていて今なら完全に"かける"ことができる。
私はじぃっとラギー・ブッチの目を見つめ、
『________静かにして、私だけを見つめて』
『____________
ユニーク魔法を使った。
途端、彼は石のように動かなくなり、私はその間にフードをかぶり直しパンを拾い、猛ダッシュでその場から離れた。
.
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーナンバー
8
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3938人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
キリン(プロフ) - まだ4話しか見てないんですけど、ユウ私と結婚しないか？ (8月25日 21時) (
レス) @page6 id: 261e0dc8c8 (このIDを非表示/違反報告)
るりん(プロフ) - 今までツイステの小説めっちゃ探して見まくってたんですけど、この小説が一番面白いです！更新待ってまーす❣ (2022年1月29日 17時) (レス) @page50 id: a9846e2ced (このIDを非表示/違反報告)
るる - 楽しく読ませてもらってます！バイト頑張ってくださいね…！(世間知らず) (2021年6月29日 21時) (レス) id: cfe5869198 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 態々説明ありがとうございます。私の知識不足ですね、すみません。お恥ずかしい限りです、、 (2021年6月25日 17時) (レス) id: ac3a1d0896 (このIDを非表示/違反報告)
監督生 - めちゃ好きです、何回も見てしまって、すごい何てゆうか、見てるだけで次見ようてっなります1章も2章もお疲れ様です (2021年6月6日 16時) (レス) id: c9903e0c6f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜鈴
| 作成日時：2020年7月22日 18時
