【CS集】共依存 (ページ23)

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【備考】
過去(※1部間接的な性/的表現注意)
茜は親から虐待されていた。
ずっとご飯がないのは当たり前。
毎日毎日続く暴力は当たり前。
偶に裸にされて、よくわからない事をされた。
彼はそんな毎日が嫌だった。

学校も嫌だった。
学校に行けば、朝一で石を投げれる。
教室に行けば、机に悪口が沢山書いてある。
昼休みになれば、殴られる。蹴られる。
誰も助けてくれやしない。
みーんな、見て見ぬ振りか、一緒になっていじめるかだったんだ。
でも周囲には迷惑をかけたくないから、ずっと我慢してた。
どれだけ辛くても、苦しくても、自傷すれば我慢出来た、

でも兄の瑠璃が好きだった。
だから大嫌いなお家にも、帰れた。
だから毎日頑張って生きれた。
絵を描く事も好きだった。
だから両親にどれだけ怒られても、殴られても、蹴られても、
ずっと絵を描いていた。

でも瑠璃は、遠くの高校に行ってしまう。
だから2人は約束した。
「茜、俺はもう此処には戻ってこない。でも、いつか…いつかまた会おうな。約束だぞ。」
「勿論だよ…瑠璃兄！」
再会を約束した瑠璃は、家を出て行った。

そっからが地獄だった。
頑張って学校に行っても、
両親からの暴力に耐えても、
慰めてくれる、瑠璃兄がいない。
それが辛かった。苦しかった。そんな現実が嫌だった。
でも耐えた、瑠璃と再開する為に。
そして茜は、瑠璃同様、遠くの高校に進学した。