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嫌になるほどしつこく告白をしてきていたのに突然眉を八の字にして｢ごめん…｣なんて謝るので、少し可愛いかもなんて思ってしまう。いやだめだ、そもそも私は猫派だ。そういう問題ではないけど。
｢とにかくドヨンを送るので、ジンさんは練習に集中してください｣
｢…わかった…｣
うっ…なんでそんなに…。
出会って40分そこらで告白するような人が私なんかで一喜一憂してるんだ…きっと他にも当たって砕けてるだろうに。いや知らないけど。
とりあえずめちゃくちゃにショックを受けている(ように見える)ジンさんは置いておいて、車を出すことにした。
まぁすこし強く言いすぎたかもしれないし…初めましてでこの空気はさすがにいたたまれないし…これからよろしくの意味も込めてメンバーに何か買って帰ろうかな。
｢帰ってきたら返事してね、あと呼び捨て｣
｢行ってきますね｣
1ミリも傷なんて付いていないらしい。
一瞬でお高いチョコレート屋さんは脳裏から消して、ドヨンの自宅へと車を走らせた。
｢では、手続きは以上です。面会は当院が開いている時間内でお願い致します。｣
｢ありがとうございます、よろしくお願いします。｣
一旦ドヨンの自宅で入院に必要な物を用意して、その足で病院へ来た。
ついさっきまで酷い職場環境の最中にいたからか、丁寧ながらテキパキと仕事をこなす看護婦さんや事務の方が輝いて見えた。
私達は田舎から出てきているのでお互い両親が近くにおらず、私が保護者として先生の話も聞いた。
とにかく疲労とストレスが溜まって身体が追いつかなくなってしまったらしく、これから同じ仕事を担当すると思うとマジで本当に辞職しちゃおうかななんて思ったりもした。
｢私戻るね、なんかあったらナースコール押すんだよ｣
｢そこは電話してねって言うとこだろ｣
ドヨンの入院は半年間。私が業務を任されるのもその半年間だけだ。
療養にしては少し長い気もするが、引き継いですぐ辞めるのもなんだし、なにより休んで欲しい気持ちが強い。
点滴を打たれたドヨンは虚ろな目をしているけど、さっきよりは顔色が良くなっている。
｢あいつら、わがままばっかりだけど可愛いとこもあるから｣
大丈夫だよ、任せて。
マネージャー志望なだけで経験なんて素人に毛の生えたようなものだけど、ドヨンがここまで思い入れるグループだ、大丈夫。
回復したら絶対飲みに行こうね、と約束をして病室を後にした。
いよいよ始まるんだ、専属マネージャーの仕事が。
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名無し(プロフ) - アイアイさん» 嬉しいコメントありがとうございます！がんばります…！ (9月11日 10時) (
レス) id: 6f5415b4b3 (このIDを非表示/違反報告)
アイアイ(プロフ) - 2人のやりとり好きです❤️否定も肯定も出来ない関係がリアルですね！更新これからも楽しみにしてます！ (9月4日 19時) (レス) @page30 id: ef22ae402e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2022年10月4日 19時
