今度はラブコールかよ ページ8
「うわ」
ジョージは小さく悲鳴をあげた
ふと寝返りを打って目を開けたら、すぐ横のベッドでフレッドが目をガン開いていたからだ。瞬きをしていないのか、目が少し充血している。もうすぐ眠れそうだな、とうとうとしていたジョージの目は、完全に覚めてしまった。
「なんで起きてるんだフレッド....つか瞬きしろよ...」
「ちょっとでも目を閉じて寝てみろ、次の瞬間には朝になっててあの不愉快な女からモーニングラブコールだぞ？耐えられるか？
俺は無理だね、こうしてオールした方がずっとマシさ」
俺の相棒はもう手遅れのようだ...とジョージは思った
そもそもラブコールされようがされまいがお前は起きないだろ、とも。
口では強気なことを言っているが、フレッドも限界が近いのか、目がしょぼしょぼしていた
「寝る準備は万端ですみたいな目してるけど」
「は？俺の目はまだ遊びたいって言ってるね」
「おおそうか、じゃあそのまま飛んでけ」
「怖」
ギンギンの目で天蓋を見つめる相棒の様子が不気味過ぎてジョージは「その怖ェ顔で明日横に立たれるより、ラブコールのせいで正気を失った顔で立たれた方がマシだよ」と言い、また寝返りを打って背中を向けた
「絶対寝るもんか....."モーニングラブコール？何言ってるんだ？俺はずっと起きてたから全然グッドモーニングじゃないね！"って言ってやるんだ....」
眠すぎて意味のわからない事を喋り出した片割れの声を聞いて、
さっさと寝りゃいいのに、とジョージは思いながら夢の中に落ちていった
あの後「ちゃんと持って帰ってね！」と無理やりポケットに突っ込まされてくしゃくしゃになった紙コップが、
フレッドのベッドから最も遠いところの対角線上で、
静かにラブコールを待っていた
_____朝が来た
「...あれ？」
フレッドが間抜けな声をあげる
「ん...おはよ、どうしたフレッド...」
「いや...ラブコールが来ない...」
フレッドは対角線上の紙コップを見つめそう言った
真っ赤になった瞳を見て、結局あのままずっと起きてたのかよ、とジョージは呆れる
「確かに...でも嫌だったんだろ？ラブコール」
「うん...死ぬほど嫌だった...」
「なら良いじゃん。お前は戦いに勝ったってことだ」
ジョージは片方の口角をあげてニヤリと笑うが、
何故だかフレッドはこの状況が気に食わないようで、
ずっと仰向けだった事でペシャンコになった後ろ髪を
ガシガシとかいた
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ちとせ(プロフ) - ちぢぶさん» レスにレス失礼します、ええー！ええー！すごくすごくすごく嬉しいです（ ; ; ）続編もとっても楽しみです☺︎ (2023年3月5日 11時) (
レス) @page50 id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちぢぶ(プロフ) - ちとせさん» わ〜！ありがとうございます〜！！是非これからも3人の物語を見守っててくださいませ...！私もちとせさんの作品を愛読させて頂いてます...！！大好きです...ﾍﾍ...^^*こちらこそ応援してます！更新頑張ります！ (2023年3月5日 9時) (レス) id: a1d11d1f69 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - コメント失礼します☺︎女の子とフレッドくんはもちろん、ジョージくんも可愛くてかっこよくて素敵です、みんな幸せになって〜〜の気持ちで読んでます（ ; ; ）これからも応援してます、すきです♡♡ (2023年3月4日 21時) (レス) @page48 id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちぢぶ(プロフ) - rapierさん» わー！ありがとうございます...！嬉しいです...更新頑張ります！ (2023年2月25日 20時) (レス) id: a1d11d1f69 (このIDを非表示/違反報告)
rapier(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです!応援してます‼︎ (2023年2月25日 19時) (レス) @page7 id: bda167fb53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぢぶ | 作成日時：2023年2月18日 0時
