今度はラブコールかよ ページ7
紙コップに繋がっていた紐が僅かに揺れる
「何やってるんだよジョージ」
フレッドが心底不思議そうな顔をして見ていた
そして同時に嫌な予感を感じ取っていた
「ん〜？この紐を伝って聞こえてくるのかと思ったんだけどなぁ...？違ったのか？」
ジョージが紙コップに耳を当て、首を傾げる
どうやら魔法がかかった道具じゃない遊びに、
マグル生まれではない2人は頭を悩ませた
その時
「ふふ！照れ屋さんの代わりに出てくれてありがとうジョージ！後ろのかわい子ちゃんに代わってくれない？」
紙コップからAの声が聞こえた
「ワァオ...」
ジョージの口から感嘆の声が漏れ、フレッドからは苦痛の声が溢れた
「これはなんて遊び？マグルのかい？」
「そうよ！昔、マグルの暮らしについて書かれた本で読んだの。不思議よね！魔法が無いのに魔法みたいなことができるなんて」
紙コップから、少しくぐもったAの声が聞こえる
どんな仕組みかは知らないが、これは面白いとジョージは思った。マグルの遊びということなら、この紙コップはあまり遠いところからの声は拾えないはず。ということは、Aはずっと俺たちの近くにいたのか、とジョージは考えた
どうやらフレッドも同じ考えに至ったのか、後ろの方で顔をくちゃくちゃにして悶えていた
「ご指名だぜ、フレッド。ラブコール業者からだ」
ジョージは無理やりフレッドの耳に紙コップを押し付けた
「ハァイフレッド！そんなに嫌そうな顔をするなんてちょっとショックね....まぁ良いわ！それよりどう？これ、素敵でしょ？
これならアナタに毎朝ラブコールができるわ！」
「ハァ？普通に考えて無理だろ....マグルの遊びがそんな役割を果たせるとは思えないな。君って本当にバカだろ。いや、バカだ
バカのラブコールなんて朝から聴いたら俺の賢い頭脳が役立たずになっちゃうよ」
フレッドはもはや無であるというように脱力した声で紙コップに向かって喋った
「じゃあ手紙を飛ばしてラブレターで起こすわ！」
「朝から手紙なんて読めると思う？
てか、これ以上読む予定のないラブレターはいらないんだよ！」
そう、フレッドの机の引き出しには未開封の手紙が山ほどあるのだ。捨てても良いのだが、流石に手紙をビリビリに引き裂くほど道徳心が無いわけでは無いので、未開封のまま放置という形になっている
「ふふ、冗談よ、フレッド！明日から楽しみにしててね！
朝から最高の気分にしてあげるわ！」
フレッドは膝から崩れ落ちた
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ちとせ(プロフ) - ちぢぶさん» レスにレス失礼します、ええー！ええー！すごくすごくすごく嬉しいです（ ; ; ）続編もとっても楽しみです☺︎ (2023年3月5日 11時) (
レス) @page50 id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちぢぶ(プロフ) - ちとせさん» わ〜！ありがとうございます〜！！是非これからも3人の物語を見守っててくださいませ...！私もちとせさんの作品を愛読させて頂いてます...！！大好きです...ﾍﾍ...^^*こちらこそ応援してます！更新頑張ります！ (2023年3月5日 9時) (レス) id: a1d11d1f69 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - コメント失礼します☺︎女の子とフレッドくんはもちろん、ジョージくんも可愛くてかっこよくて素敵です、みんな幸せになって〜〜の気持ちで読んでます（ ; ; ）これからも応援してます、すきです♡♡ (2023年3月4日 21時) (レス) @page48 id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちぢぶ(プロフ) - rapierさん» わー！ありがとうございます...！嬉しいです...更新頑張ります！ (2023年2月25日 20時) (レス) id: a1d11d1f69 (このIDを非表示/違反報告)
rapier(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです!応援してます‼︎ (2023年2月25日 19時) (レス) @page7 id: bda167fb53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぢぶ | 作成日時：2023年2月18日 0時
