あわてんぼうの...？ ページ36
リー・ジョーダンはイライラしていた。
何故かって？
あのハロウィーンの日から、フレッドは馬鹿みたいな勘違いをしたまま勝手に自己完結してもうすぐ気づきそうだった自分の思いに蓋をしたからだ。
しかもジョージもそれに乗っかって、あたかもそれが真実かのようにフレッドに錯覚させた。
リーは呆れ返った。リーはジョージの想いに気づいていたし、
フレッドがもうすぐ自覚しそうなところまできていることにも
気づいていた。
だからこそ、ハロウィーンのあの瞬間のせいで、リーまでもが憂鬱なハロウィーンを過ごすハメになってしまったのだ。
羽根ペンを握る力が強くなり、思い切りインクの中にペンを入れる。そのせいでインクが四方八方に飛び散り、前の席の生徒の背中にちいさな水玉模様を作った。
やべ...と思ったが「いや俺じゃありませんけど？」みたいな顔をして乗り切った。隣の席の生徒は「俺は見てたが？」という顔をした。
あの双子と共にイタズラの為に調合してる時も
「なぁリー、なんでお前そんなイライラしてるんだ？」
「は？してないが？______なぁこれ、ネズミの毛じゃなくてお前らの毛でも良いか？良いよな、抜くわ」
「良くないけど！？痛！！」
こんな感じでストレス発散していた。
そんなこんなでもうすぐウィンターホリデーがきてクリスマス。
このままアイツらクリスマス過ごすのか...？嘘だろ...？サンタだってもうちょっと慌てるぜ、と羊皮紙に穴が開きそうな力で授業のメモを取っていった。
「はぁ〜！つっかれた...明日からやっと冬休みだ〜」
授業が終わり、3人は談話室へと戻った。
フレッドがソファーにドスンと座りながら伸びをした。
ジョージがリーに聞く。
「あ、リーは冬休みどうするんだ？」
「お前らの持ち物が全部うんこ型になる呪いをかける」
「怖」
顔見れねぇのにどうやってすんだよとフレッドは言った。
「俺はお前らがもうちょっと慌てん坊のサンタクロースを見習っても良いと思うんだよな___________特にお前」
「え俺！？」
そう言ってリーはフレッドの眉間に指をつきさした。
フレッドは反射で寄り目になる。
「そうだよ馬鹿。お前ハロウィ_______」
そこまで言って言葉は途切れた。
談話室の扉が開き、フレッドを呼ぶ声がしたからだ。
呼んだのはアンジェリーナ・ジョンソンだった。
「君にお熱なあの子がお呼びよ」
フレッドはげ、という顔をしたがリーは心の中でガッツポーズをした。
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ちとせ(プロフ) - ちぢぶさん» レスにレス失礼します、ええー！ええー！すごくすごくすごく嬉しいです（ ; ; ）続編もとっても楽しみです☺︎ (2023年3月5日 11時) (
レス) @page50 id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちぢぶ(プロフ) - ちとせさん» わ〜！ありがとうございます〜！！是非これからも3人の物語を見守っててくださいませ...！私もちとせさんの作品を愛読させて頂いてます...！！大好きです...ﾍﾍ...^^*こちらこそ応援してます！更新頑張ります！ (2023年3月5日 9時) (レス) id: a1d11d1f69 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - コメント失礼します☺︎女の子とフレッドくんはもちろん、ジョージくんも可愛くてかっこよくて素敵です、みんな幸せになって〜〜の気持ちで読んでます（ ; ; ）これからも応援してます、すきです♡♡ (2023年3月4日 21時) (レス) @page48 id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちぢぶ(プロフ) - rapierさん» わー！ありがとうございます...！嬉しいです...更新頑張ります！ (2023年2月25日 20時) (レス) id: a1d11d1f69 (このIDを非表示/違反報告)
rapier(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです!応援してます‼︎ (2023年2月25日 19時) (レス) @page7 id: bda167fb53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぢぶ | 作成日時：2023年2月18日 0時
