ハロウィーンの憂鬱 ページ34
フレッド・ウィーズリーは憂鬱だった。
今日は盛大なハロウィーンパーティーだと言うのに、それに相応しくない面つきだ。ご馳走を待ち遠しそうにしている生徒達のワクワクした笑顔で、その青い顔を一層引き立たせた。
「おーいフレッド！何をそんな青い顔することあんだよ？」
リーがフレッドの肩に腕を回しグイッと顔を近づける。
フレッドはリーの方は見ずに、
「今まで生きてきてかつてない最悪のハロウィンになるかもしれないんだ...」
「へぇ」
「お前が聞いたんだろ！」
リーが興味なさげな返事をしたのでフレッドは声をあげた。
続いてジョージが反対側からフレッドの肩に腕を回し、
「聞いてやってくれよリー・ジョーダン...
コイツ、俺の相棒、片割れ、フレッド・ウィーズリー...
__________夢で見た綺麗な子が忘れられないらしいんだ...」
ジョージは無駄に、大袈裟に、勿体ぶってそう言った。
それを聞いたリーは吹き出した。
あのフレッドが！？そんなメルヘンな事あるかよ！と。
2人は未だフレッドの肩に腕を回したままだったので、
フレッドは2人の脇腹に拳を思い切りめり込ませた。
「う゛っっ........っふ、ふはは！...っと、ン゛ン、悪い悪い。
まさか、そんな理由だとは思わないだろ？」
「う、うるさいな！てか、違うし！」
えっ違うのか？とジョージは驚いた。
いや、まぁ、合ってるっちゃ合ってるけど違うっちゃ違うと言うか...とフレッドは濁す。
それを見たリーとジョージはこれはチャンスだと言わんばかりにフレッドに詰め寄った。
「なぁ教えてくれよ相棒！俺たちの仲じゃないか、ン？」
「そうだぜフレッド、俺たち生まれた時から隠し事なんてした事あったか？」
ジョージは自分の隠し事は棚に上げて、リーに続いてフレッドに聞いた。
「別に_______」
フレッドが言葉を紡ぎ出したが、それは急に止まった。
「フレッド！そしてジョージとリー！ハッピーハロウィン！
ねぇフレッド？今日はいつでもイタズラしてくれていいのよ！」
Aが満面の笑顔で現れた。
「そりゃあA、お菓子はくれないってことかい？」
「だってお菓子あげたらイタズラしてもらえないでしょ？
私、今日はフレッドの好きにされる日って決めてるの！」
「ワァオ...なかなかに情熱的だな...恋愛小説にでも影響された？」
リーが話している間、ジョージは気づいた。
片割れの目がスニッチの如く泳いでいることに。
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ちとせ(プロフ) - ちぢぶさん» レスにレス失礼します、ええー！ええー！すごくすごくすごく嬉しいです（ ; ; ）続編もとっても楽しみです☺︎ (2023年3月5日 11時) (
レス) @page50 id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちぢぶ(プロフ) - ちとせさん» わ〜！ありがとうございます〜！！是非これからも3人の物語を見守っててくださいませ...！私もちとせさんの作品を愛読させて頂いてます...！！大好きです...ﾍﾍ...^^*こちらこそ応援してます！更新頑張ります！ (2023年3月5日 9時) (レス) id: a1d11d1f69 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - コメント失礼します☺︎女の子とフレッドくんはもちろん、ジョージくんも可愛くてかっこよくて素敵です、みんな幸せになって〜〜の気持ちで読んでます（ ; ; ）これからも応援してます、すきです♡♡ (2023年3月4日 21時) (レス) @page48 id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちぢぶ(プロフ) - rapierさん» わー！ありがとうございます...！嬉しいです...更新頑張ります！ (2023年2月25日 20時) (レス) id: a1d11d1f69 (このIDを非表示/違反報告)
rapier(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです!応援してます‼︎ (2023年2月25日 19時) (レス) @page7 id: bda167fb53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぢぶ | 作成日時：2023年2月18日 0時
