優等生のくせに ページ14
長い期末試験が終わり、廊下に成績が張り出された
あの図書館での出来事以降、フレッドはAを避けに避けた。
あの瞬間はフレッドにとって不本意そのものだった。
この上ない醜態を晒したもの同然だったのだ。
しかしAはそんなこと気にしてないと言うように
フレッドに構い続けた。
フレッドとジョージはテストの結果なんて興味がないのか
人だかりができた張り紙の前を通り過ぎる。
１位の奴の名前だけ拝んでやろうじゃないかと、そのご自慢の高い身長でひょこりと顔を出し名前を確認する
そこには
"A・ノッテボーム"
あのスリザリンの女の名前が書いてあった。
フレッドは見なきゃよかったと後悔し、ジョージはやっぱ頭良いんだなと感心した。
フレッドはさっさと踵を返してその場を後にしようとする。
もしこの場にいるのがバレれば、
「ねぇフレッド！私一位よ！褒めて！ご褒美にあなたからのキスなんてどう？」などと言い出しかねない。
2人きりの時に言われるのはもちろんイヤだが、大勢の前で言われるのはもっとイヤだ。
しかしそこでジョージは気づいた。
Aがいない。あんなに熱心に勉強していたので、勿論順位を気にしていると思ったのだ。
「なぁフレッド、Aいなくないか？」
「俺にとってはいない方が断然嬉しいけどね」
「お前そんな冷たいのになんで好かれてるんだろうな...」
しーらね、と言ってフレッドは歩き出した。
ジョージも気にはなったが、特別な感情を持っているわけでも、心配する程の仲なわけでもないのでフレッドの後ろをついていった。
「フレッド、図書館のときさぁ」
「おまっ...！その話はしないって約束だろ！」
「おーおーどうした相棒？ついに心を奪われたって認めるのかい？」
「ちっちがう！！！あれは俺の脳みそが誤作動を起こしてホルモンを放出して代謝を促進させただけだ！」
「急に難しいこと言うのやめね？」
図書館の話題を出すと、フレッドは面白いくらい分かりやすく動揺した。あの時フレッドが走っていた後、ジョージとリーは腹を抱えて笑ったのだ。自身の赤毛よりも真っ赤になった顔と言ったら、これ以上ないくらいの傑作だった。最近のジョージはリーと共にこの事についてフレッドをイジリ倒すのがマイブームなのだ。
「あーあ、あともう一押しで"爆笑！フレッドのあられもない姿"のランキングが更新されそうなのに」
「なんつーランキングつけてんだよ」
すると、後ろから声が聞こえた
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ちとせ(プロフ) - ちぢぶさん» レスにレス失礼します、ええー！ええー！すごくすごくすごく嬉しいです（ ; ; ）続編もとっても楽しみです☺︎ (2023年3月5日 11時) (
レス) @page50 id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちぢぶ(プロフ) - ちとせさん» わ〜！ありがとうございます〜！！是非これからも3人の物語を見守っててくださいませ...！私もちとせさんの作品を愛読させて頂いてます...！！大好きです...ﾍﾍ...^^*こちらこそ応援してます！更新頑張ります！ (2023年3月5日 9時) (レス) id: a1d11d1f69 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - コメント失礼します☺︎女の子とフレッドくんはもちろん、ジョージくんも可愛くてかっこよくて素敵です、みんな幸せになって〜〜の気持ちで読んでます（ ; ; ）これからも応援してます、すきです♡♡ (2023年3月4日 21時) (レス) @page48 id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちぢぶ(プロフ) - rapierさん» わー！ありがとうございます...！嬉しいです...更新頑張ります！ (2023年2月25日 20時) (レス) id: a1d11d1f69 (このIDを非表示/違反報告)
rapier(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです!応援してます‼︎ (2023年2月25日 19時) (レス) @page7 id: bda167fb53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぢぶ | 作成日時：2023年2月18日 0時
