伍拾玖 ページ9
·
『…まぁお館様や烏くんが間違えるとは思えないから……おそらく自由行動で鬼を狩ればいいんだろうね』
任務は同じだけど協力はしてもしなくても、ってことかな…まぁ小者のお掃除みたいなもんだし各自でもできるもんね。
う〜〜んでもカナエちゃんにこの任務させるの…?お掃除って、言い方変えれば総駆逐だよ…?
鬼と仲良くしたい派 副代表の私でも気が乗らないのに…
鬼と仲良くしたい派代表にはつらいんじゃない…?
『カナエちゃん。今日は片っ端から鬼を狩っていくけど、大丈夫かい?』
カ「…え?片っ端からですか?この洞窟には一体しかいないって聞いたんですけど…」
『…うん、そうだがほかの洞窟にはうじゃうじゃと…』
カ「……あら、Aさん、私、ここしか頼まれてないですよ…?」
『……おっと、そうだったかい』
あーーね!なるほどね!!殺戮するのは私だけというわけか!!
いいよ!カナエちゃんにそんな仕事させる羽目にならなくてよかったよ!!
『じゃあここ頼んでいいかな…』
カ「まっ、任せてください!」
『あまり強い気配はないけど…気をつけてね』
______
_______
『……三十四…三十五……さ「稀血ィィ!」うっせぇ!!……えっと、今のが三十六?あっちがうその前に一体か二体斬っ「稀血は俺のだァ!!」私のだ!!
…………三十二…?…あれ?あ〜もうまた一からじゃーん!!』
呼吸で一気に殺っちゃうのはちょっと味気ないしせっかく丸一日貰ってるからということで、一体一体数えながら斬ってるんですが。
これが喧しいわけですよえぇほんとに。洞窟なので尚更響く。
途中で面倒くさくなったので呼吸で一気に行きました。
結局正確には数えられなかったけど、日本横断おにぎり旅のおかげで各地の鬼は随分減らせたと思う。
私この世界に貢献しすぎなのでは??
______
夜になると鬼が全然見つからなくなった。もうみんな外に出ちゃったのかなぁ。
バケツいっぱいの血を被ったみたいになってたので屋敷に着いたら真っ先にお風呂に入りました。真っ赤に染まってた羽織も手で丁寧に洗った。
明日は岩柱様の屋敷に行こうかなぁ、カナエちゃんの入隊祝いをしたいし。そろそろしのぶちゃんとも仲良くなっておきたいし……
『…うっわ全然血取れねぇ…あかん。怒られる…』
·
3388人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うさぎもち - 無一郎かわええ・・・ (8月5日 16時) (レス) @page47 id: 6ed501a3ba (このIDを非表示/違反報告)
冰輪(プロフ) - 無惨のママみがつおい……w (8月1日 0時) (レス) @page27 id: 3dfd0d46a5 (このIDを非表示/違反報告)
夜空(プロフ) - いつも楽しみにしてます最新頑張ってください応援しています (2021年5月21日 22時) (レス) id: 15c1247fea (このIDを非表示/違反報告)
りぽE - 錆兔好き…。 なんでこんなイケメンなん??錆兔と義勇さんに攻められたらやべぇな (2020年6月10日 16時) (レス) id: 15686f771a (このIDを非表示/違反報告)
桃綺薇(プロフ) - 鯖兎に惚れた…… (2020年4月20日 18時) (レス) id: 3e7a0f8c20 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:M2 | 作成日時:2020年1月18日 22時