箱推しなので箱ごと守ろうと思う弐【鬼滅の刃】 (ページ6)

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伍拾陸ページ6

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未だにニコニコと可愛らしい笑みを浮かべる魘夢さんと、笑みを崩さず冷や汗を垂らし続ける私。

なんだこれ。

魘「ねぇきみ、名前はなんていうのかな」

『…AAだよ』

魘「へぇ、可愛いね。俺は魘夢っていうんだ」

出たッ！！！魘夢さんの一人称"俺"！！！！

ギャップが……雄みがつよい…………

『…そうかい、魘夢くんか……』

魘「ねぇ、もう寝なくていいの？もう少し眠りなよ」

『う～ん、でも君のおかげで何だか目が覚めたな』

魘「えぇ、寝てほしいなぁ…もう一度君の可愛い寝顔が見たいんだけどなぁ……」

頬をほんのりと染めて、うっとりと言う魘夢さん。

『…………』

わたしゃ騙されねぇぞ！！！

そんなこと言って精神の核とかなんか壊して私を廃人にするんだろ！！！

『…うん、やっぱり眠くないから起きと』

＿＿＿＿＿強制昏倒催眠の囁き＿

＿＿＿＿＿＿＿お眠りィィィ

『Ohマジか…………………

………zzz』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

『……………………んぁ……？』

んん～……なんか甘味いっぱい食べる夢みた……

……あやべっよだれ垂れてる。

『…………………』

あれ、私強制的に眠らされたよね？あれ？精神の核は？

あれ？壊された？もしかしてもう廃人？マ？

魘「A、おはよう」

『オ(ッ！！！…………)はよう、魘夢くん』

魘「ふふふ、幸せな夢を見れたみたいだねぇ」

『…おや、わかるかい？』

魘「もちろんだよ、だって夢を見ていない時よりもずっと可愛い寝顔だった」

また魘夢さんが頬を染めてとろりと笑う。

魘「どんな夢を見たのかなぁ？俺に教えて？」

『えっと……』

え？言うの？甘味をたらふく食べましたと？？

ていうか魘夢さんが見せた夢じゃないの？？

『……好きな食べ物をね、沢山食べたんだよ』

魘「ふふふ、甘味でしょう？もう、可愛いなぁ」

『………………』

やっぱ知ってんのかーい！！！

えーってことはさっきの甘味ざんまいの夢は魘夢さんが見せてくれたんじゃん！？！？

もしかしてお願いしたら見たい夢見せてもらえる！？

何それ一家に一台欲しいやつやん！！！

……てか私これ廃人なってないよね？夢の中だれも入ってこなかったし。

てことは魘夢さん、ホントに私の寝顔を見てただけ？

えっ私よだれ垂らしてたんだけど。

情けな……

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