箱推しなので箱ごと守ろうと思う 弐【鬼滅の刃】

伍拾伍 ページ5

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夜が明けてから町へ降りた。





まぁ予想はしてたが案の定、簪がないことが雑貨屋のお姉さんにバレたので咄嗟に



"失くしそう(これは本当)で怖かった(これは無惨様が)ので知り合い(といっても初対面)に預けた(という名の盗難被害)"



と言い訳をした。嘘はついてない。たぶん。






お昼はまたたけしに奢ってもらい、周囲に引かれながらも五人分のご飯を平らげ、町娘ちゃんたちとワイワイきゃあきゃあしながら一日を過ごし、夕方頃に別れを惜しまれながらも町を去った。




また行く約束しちゃったからまた行く。







＿＿＿＿＿








＿＿ガタンゴトン…ガタンゴトン…





『……………んぁ………？』




不規則な夜行列車の揺れの中、ふと目が覚めた。

あれ〜いつ寝たっけ…



……やべ足広げてた…あっいつの間にか隣に人座ってるし。恥ずかし…





『…あっ……ごめんなさい……』




急いで姿勢を正す。




「…あぁ、いいえ、大丈夫ですよ」




あ〜いい人そうで良かった…………もっかい寝よ。


ふぁ〜列車の揺れが心地いいなぁ〜〜…………









…でもこの人なんでここ座ってんだ？他にも席空いてるのに………







ってかこの人鬼じゃね？鬼の匂いするんだけど？


え、なんかめっちゃこっち見てない？気配でわかるよ？視線めちゃくちゃ感じるよ？




これ目開けていいのかな、いいよね、開けちゃうよ？おめーの顔覚えてやるからな？？








『………………』



魘「…あら、目が合っちゃった」


『…………合っちゃったね』


魘「ふふふ、おはよう。いい夢は見れたかなぁ？」







まだ下壱じゃない魘夢さん登場です。



ほぇ？無限列車？ここ？ん？違うよね？なんでいるの？下見？偉いね？ちょっと早くない？





『夢は、見てない、かな……』


魘「え？でも寝言言ってたよ？」


『えっ』


魘「…ふふふ、うそだよ」


『アッハイ』




掴めね〜〜〜〜！！ふわふわしてんね〜〜！！！




『…それで、私に何か用事かい？』


魘「あれぇ、なんでわかったの？」


『………じっとこっちを見てたじゃないか』


魘「あぁ、それはね、寝顔が可愛いな〜っ思ってね」


『えっ』


魘「…ふふふ、うそじゃないよ？」


『アッハイ……えっ』




掴めね〜〜〜〜！！！！(2回目)





＿＿＿



ネタ切れまで秒読みだぜ〜！

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