Lxxxiv ページ45
ユキナリ「…ぜぇ、ぜぇ………」
『霜月君体力ないね。大丈夫？』
ユキナリ「なぜ俺はミナさんとバスケで1on1をしてるんだ…」
へろへろだなぁ。厚着なんかしてるからだよ。
まぁ、夕方になるまでずっとバスケしてたら、そりゃあ疲れもするか。
病院から離れたところにある、野外バスケットコート。
全然人が来なくて、ここはいい穴場だ。
左腕に怪我をおった後も、なんだかんだ、ここでよくバスケの練習をしていた。
『ツヅミとよくやってたんだよ、1on1。
私は部活まで入ってんのに、ツヅミも上手くてさ。
悔しくなって、ツヅミが疲れて、君みたいにへばってる間もシュート練してた。』
ポンっと、ボールをゴールに向かって投げる。
ガンっ、と、カゴに当たり、シュートは外れてしまった。
『…まぁ、結局、上手くなることはなかったんだけどもね。』
ユキナリ「それでも、マネージャーって形でバスケを続けたってことは、バスケが好きだったんだね。」
『…そう、かな。……いや、そう、なんだと思う。』
＿大丈夫。ミナの気持ちは、お父さんもお母さんも、よくわかっているよ。
＿ミナ、お母さんね、諦めない貴方が好きよ。だから、お母さん、いつだってあなたのこと応援してるわ。
『……バスケ、付き合ってくれてありがとね、バテ月君。』
ユキナリ「…馬鹿にしてる？」
『よっし、ぼちぼち帰るかぁ。ほらバテ月君、荷物持ってバイクに乗った乗った。』
ユキナリ「思いやりの欠片もないね君は。」
バテ月君を家まで送り、その足でご飯でも食べるかなと近くのレストランに寄る。
料理が来て、わたしは、ぼんやり暗くなった外を眺めながらゆっくりご飯を食べていた。
『…ますます、わかんなくなるなぁ。』
思い出の場所にいけば、わかるんじゃないかなんて安直に考えていた。
そこには確かに2人で笑いあった記憶がある。
…だけれど、なんだろう。この腑に落ちない感じ。
＿バスケが好きだったんだね。
『……………好き、だと、思うんだけど…。』
くるくる、フォークにパスタを巻き付け口に運ぶ。
またぼんやりと外を眺めていると、向こうのビルについている大きな画面に映るニュースキャスターの声が、耳に入った。
＿速報です。無差別殺人鬼として、森リンタロウ、新村コウが指名手配されました。
『…………………は？』
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ｸﾗｲﾔ(プロフ) - 白井ゆりさん» そう言っていただけると嬉しいです！！これからも続き更新してきますので楽しみにしててください！！ (2022年3月23日 6時) (
レス) id: 8a85863d1f (このIDを非表示/違反報告)
白井ゆり - かなり続きが気になります‼︎ 続き書くの頑張ってください‼︎ 待ってます‼︎ (2022年3月23日 1時) (レス) @page36 id: fb320e0723 (このIDを非表示/違反報告)
ｸﾗｲﾔ(プロフ) - なかねこさん» こちらこそ読んでくださりありがとうございます！！！喜んでいただけているようで嬉しい限りです！！！！これからも更新頑張っていきます！！ (2022年3月20日 11時) (レス) @page19 id: 8a85863d1f (このIDを非表示/違反報告)
なかねこ - 続編ありがとうございます！占ツクログインしよっかな...ログインしたら間違いなく一番にお気に入り作者に入れます！！！！いつも面白い作品ありがとうございます！応援してます！ (2022年3月19日 18時) (レス) @page11 id: c7c3a69365 (このIDを非表示/違反報告)
ｸﾗｲﾔ(プロフ) - 青いGさん» ありがとうございます！！！そう言って頂けると嬉しいです！！いつも読んでくださり感謝の極みです！！！これからも更新頑張ります！！！ (2022年3月19日 10時) (レス) id: 8a85863d1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｸﾗｲﾔ | 作成日時：2022年3月19日 4時
