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xxxxiv ページ2

ミサキ「……そう、だったんだ。
もしかして、前、お母さんのことだって、って言ってたけど…」

『いいや、母さんは生きてるよ。父さんもね。』


少し考える素振りをするミサキちゃん。


ミサキ「それじゃあ…姉妹の子、とか?」


彼女の恐る恐るのその質問に、首を縦に振ってみせた。


『………まあね。

家、派手に燃えちゃったからさ。もしかしたら、ニュースで見たことあるかもしれないよ。

住宅火災。1人で留守番をしていた北星ミナが死亡。………ってね。

思いの外、それが自分の中じゃトラウマになってたみたいだよ。』



ミサキ「そうやったんや…ごめんな、辛い話おもいださせてしもて。」

『かまわないさ。ミサキちゃんにはお世話になってるからね。』


申し訳なさげに謝るミサキちゃんに、手をヒラヒラと降って笑顔を向けた。

と、そんなタイミングで霜月君がリビングに顔を見せる。


そろそろ、みんなが図書室以外を調べに出た頃かな。





『それじゃ、これで失礼するよ。ありがとうね、ミサキちゃん。』

ミサキ「うん、こちらこそ。」





_______


図書室に行くと、都合の良いことに誰もいなかった。

ぽつんと寂しくそのままの状態で置かれた死体に近づく。
あぁ、可哀想に。


『泡まみれだな…』



もう既に何人かが死体を調べているはずだ。
となれば、目につく手がかりは既に回収されているかもしれない。




『…つまり、目につきにくい手がかりを探せばいい…ってね。』



何分純情な乙女であるから男性の体を調べるのは少々気が引けたけれど、みんなのために狼を見つけるという素晴らしい目的を達成させるためにはやむを得ない。

手探りで彼のポケットを探ってみる。


こっちには…特になし。もう一方は………………おっと。



手に何かが当たった。遠慮なく取り出してみると、焦げてはいるが懐中時計だと認識するには十分だった。



いい収穫を得たな。もう少しこの懐中時計をじっくり見たいところだが…犯人は現場に戻ってくると言うしね。
安全なところに避難するのが得策だろう。

xxxxv→←ミサキの見解



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クライヤ(プロフ) - 白井ゆりさん» そう言っていただけると嬉しいです!!これからも続き更新してきますので楽しみにしててください!! (2022年3月23日 6時) (レス) id: 8a85863d1f (このIDを非表示/違反報告)
白井ゆり - かなり続きが気になります‼︎ 続き書くの頑張ってください‼︎ 待ってます‼︎ (2022年3月23日 1時) (レス) @page36 id: fb320e0723 (このIDを非表示/違反報告)
クライヤ(プロフ) - なかねこさん» こちらこそ読んでくださりありがとうございます!!!喜んでいただけているようで嬉しい限りです!!!!これからも更新頑張っていきます!! (2022年3月20日 11時) (レス) @page19 id: 8a85863d1f (このIDを非表示/違反報告)
なかねこ - 続編ありがとうございます!占ツクログインしよっかな...ログインしたら間違いなく一番にお気に入り作者に入れます!!!!いつも面白い作品ありがとうございます!応援してます! (2022年3月19日 18時) (レス) @page11 id: c7c3a69365 (このIDを非表示/違反報告)
クライヤ(プロフ) - 青いGさん» ありがとうございます!!!そう言って頂けると嬉しいです!!いつも読んでくださり感謝の極みです!!!これからも更新頑張ります!!! (2022年3月19日 10時) (レス) id: 8a85863d1f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クライヤ | 作成日時:2022年3月19日 4時

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