陸拾捌 ページ29
貴方Side
チュンチュン
なんだか、突かれているような....
『ん.....?』
ル「オキナサイヨネ!遅レルワヨ!」
『あぁ、ルナ。起こしてくれてありがとう。』
まだ眠いと思いながらも、体を起こす。
そして、師匠の屋敷の居間まで歩いていくと。
『ビクッ!』
背中が酷くひんやりした。
鬼だ。
それも、上弦くらいの。
急がないと!一体誰....!
『誰!』
「ぁ.....A.....様........」
『かの!ちょっと、その手、話してよ。
無惨。
そもそも、今はお昼。太陽の光にあたったら、死ぬよ。』
「こいつは、生かしてはおけないのだ。
私から逃げ、反論してきたんだからな。」
じゃあ、それは、あなたの自己満足.....?
『離せと言っている。』
「....こいつは、4分の1。
鬼だ。」
......は?
『証拠はどこだ。
なぜそう言い切れる。』
火花が散る。
殺気と殺気のぶつかり合いだ。
「私が、2、3年前に。
鬼にしてやろうと、途中まで血を注いでやったのだ。運良く、こいつは逃げ、挙げ句の果には私の呪いがつくまでの血を与えられなかった。」
『それ本当?
かの。』
ショックだ。
かのが鬼だなんて。
「すみません.....私、本当にその時のことを覚えていなくてですね...。」
「そうか、では思い出させるまでだ。
神楽。そう、お前の名前は神楽だ。そして、Aがお前に新しい名前をつけたのだ。かのと。」
その瞬間、かのは頭を抱え始めた。
「う’’うぅぅぅぅ’’、か.....ぐ......ら.......
『か、かの?』
そうか....私あの時血を与えられて....でも少しだったから逃げて。そんなとき、A様に....
拾われたんだ____。」
衝撃だった。
少し考える。
なぜ、
なぜ師匠がいない?
それから、柱のみんなも。
『聞きたいことがある。
柱のみんな、そして私の師匠と弟子はどこにいる。』
「勿論、無限城に決まっている。
A、お前は、私達の味方だろう?」
「A様......」
私は_____。
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・小豆・(プロフ) - 金米糖さん» 作者のボードに乗せてくれると嬉しいです!あ、そろそろ鬼との話書かなきゃなーって思ってましたw 書かなきゃ(´;ω;`) (2020年5月3日 11時) (レス) id: d83b8a95e4 (このIDを非表示/違反報告)
金米糖(プロフ) - あのイラスト描いたんですけどどこに貼ればいいのですか?とりあえず作品作るので見てくれるとありがたいです! (2020年5月2日 23時) (レス) id: e31feca5f7 (このIDを非表示/違反報告)
金米糖(プロフ) - 鬼と仲良い話そんなに出てこなくて忘れかけてました!自分と仲のいい鬼に殺されそうになったら嫌ですね! (2020年5月2日 22時) (レス) id: e31feca5f7 (このIDを非表示/違反報告)
・小豆・(プロフ) - 金米糖さん» 私も好き!ありがとう(´;ω;`) (2020年4月28日 12時) (レス) id: d83b8a95e4 (このIDを非表示/違反報告)
金米糖(プロフ) - ・小豆・さん» 面白かったです!更新ガンバッテクダサイ!小豆さん好き! (2020年4月28日 10時) (レス) id: e31feca5f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:・小豆・ | 作成日時:2020年4月26日 7時