鬼に気を許す私は、鬼殺隊にいる資格はないのでしょうか？弐【鬼滅の刃】

陸拾参 ページ22

お母様の部屋は確かここだよね。


ｺﾝｺﾝ
『お母様...？入りますよ。』


「！Aなの？あぁ、よかった。生きていて...」

『心配かけてごめんなさい...文を出せばよかったですね。はい、元気ですよ。この通りです！』

「そう、よかったわ。あのね、大切な話があるの。」


それ、師匠に聞いたのだけど...

なんの話だろう。


『はい、なんでしょう。』



「ゆっくり聞くのよ。






...お母さんね。






病気なの....。」



え......？



『ご、ごめん。なんて言ったの？』


「お母さん。病気なの。」


『うそ....だ。

だって、とっても元気にしてるじゃん！なんで！』

「ごめんね。病気にかかったお母さんなんていらないわよね。」



なんで！


そういう解釈になるの....？



『そんなわけないじゃない！！！！


なんで....！


なんでもっと早く言ってくれなかったのですか！』


「だって、Aに心配かけさせちゃうとおもっｔ(((((『勝手に決めないでください！』

....ごめんなさい。」


『謝ってほしいんじゃないんです。

私と、今からでもいいから。楽しい思い出を作りましょう？』


「！？.....えぇ。ありがとう。ﾆｺﾘ」



お母様が....病気。



師匠.....は？

師匠は大丈夫なの？だって、結構長いよね。


『師匠...師匠！』



？「Aさん？どうされたのですか？」


師匠......


私はあなたとお母様を失ったら....



あぁ.......



「A！.....のか？A！大丈夫か！」


『ﾊｯ。ご、ごめんなさい。少し取り乱していまして。』

「そうか。何か相談でもあるのか？」



今は、言うときじゃない。


『いえ、大丈夫です。

では、もう寝ますね。また明日。』






もう、考えるのはやめて。



早く寝よう。






＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

はぁ、眠れなかった....




私は夜が好き。


『今日は月が綺麗だなー....』


「それ、僕に言ってるの？」



え＿＿＿＿？




『いいや、私の独り言だけど.....



時透くん。』




「なーんだ。」

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