忘れんぼう ページ7
「なんかさアラームセットしたはずなのに鳴らなかったの･････見たらセットされてなかったしどうなってるの？壊れてるのかな･････」
「あぁー！俺が解除してやった！」
「えぇー！どーして？」
「ゆっくり寝かせてやりたかったからね。飯も作らないでいいよ。ラーメン行こう！」
「うぅ･････働かざる者食うべからず」
「いやいや、ちゃんと働いてきたじゃん？それよかさお母さんに連絡したん？」
「ああ！やばっ！忘れてた･････電話？どこ？」
「ベッドにあるんじゃね？忘れんの得意かよ！」
バタバタと走って電話を取りに行き、その場でお母さんに電話をした。
「うん･････聞いてみるね。シルク？明日うちに泊まるよねってお母さんが･････」
「いや、別件あってさ。日帰り！」
「ごめんね。別件あって日帰りだって」
「うんうん･････え、それは久々すぎて･････ムリ。え、あうん。シルク？何時に着くの？」
「朝の9時に着く！」
「朝9時、早いね。大丈夫？うんわかった。じゃ、お願いしまーす！」
電話を切ってリビングへ
「空港までお母さん迎えに来てくれるって！」
「マジ？･････そっかそっか！何がムリなの？」
「レンタカー借りて運転してくる？って言われたの。流石にペーパーすぎて危ないでしょ」
「A、免許あるんだ。すげぇ！」
「北海道で暮らすなら免許ないと不便だしね。こっち来る前に毎日教習所通い詰めだったよ」
「なるほどな！たまにはマサイやダホに車借りて運転したら？もったいないって」
「暇みて練習しよっかな。都心じゃなきゃ大丈夫だと思うし」
「ちゃんと免許取って偉いじゃん。俺なんて道に迷って期限内に免許取れんかったし」
「シルクの方向音痴、相当だね！」
「向いてないってことだったんだよ。マサイとダホに言っておくからさ。ま、ムリするな。あ、北海道行く準備しちゃいなよ？まだ編集終わらんし･････」
「うん。でも泊まりじゃないなら荷物いらないよね？」
「え？ああ、まぁな･････いやー北海道楽しみだー！」
手ぶらとは言わないまでも、飛行機乗るけど
ちょっとそこまでくらいな感じかな？
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作者名：愛琉 | 作成日時：2020年2月14日 21時
