番外編【七夕】３ ページ28
小さくなるかっちゃんの背中を見つめながら、僕はその場に立ち竦んでいた。
(……あ、そう言えば何て書いてあったんだろう)
さっきかっちゃんが居たところに立って、少しだけ高い位置にある短冊を手に取った。
そこに書いてあったのは
-誰かに愛されてみたい-
だった。
緑谷「……………………え？」
"愛されてみたい"
まるで愛された事の無いような口振り。
(A…君は本当に、何を抱えているんだ…？)
悲しみ、憂い、それと同時に浮き出た感情は
"僕が守らないと"
だった。いや、正確には"守ってあげたい"だけどそれはもう使命感の様な物で
誰かに愛されてみたい
その言葉は僕の中でずっと再生されていた。
抱えているものを少しでも軽くしてあげたい。
僕の、大切な幼馴染みなんだから…
この時の僕はまだ知らない。
幼馴染みの他に、彼女に別の感情を抱いていることを。
そして
＿＿＿＿＿＿＿その感情の名前を。
番外編 〜fin〜
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 935人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜酒 - やばい、挿絵めっちゃ綺麗 (2018年9月24日 16時) (
レス) id: 7715cc5acc (このIDを非表示/違反報告)
藍伊(プロフ) - まるさん» 全然生意気とかじゃないです！大丈夫ですよ！言われてみれば確かにそうですね…笑まぁただ、このお話の夢主ちゃんは色々と隠すつもりは無いんですよね…これ以上言うとネタバレになってしまうのですみません^^;違和感があったのならごめんなさい！ (2018年8月26日 19時) (レス) id: a43a9b4f38 (このIDを非表示/違反報告)
まる - あの……大変申し訳ないんですけど、一話であんなに殺伐としていた主人公が、前世の記憶を思い出したからって急にオタクじみた言動をするの、おかしいと思います。普通前世の記憶って隠そうとしますよね？そこなんか違和感です。生意気言ってすみません。 (2018年8月26日 3時) (レス) id: 778e9b4416 (このIDを非表示/違反報告)
藍伊(プロフ) - まひろさん» ありがとうございます！続編の方でガッカリさせてすみません…。次回にご期待下さい！ (2018年8月23日 16時) (レス) id: a43a9b4f38 (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(プロフ) - 夢主が可愛すぎて鼻からケチャップが。 (2018年8月23日 8時) (レス) id: 7de6681971 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：藍伊 | 作成日時：2018年6月18日 22時
