ついに。 ページ29
靴箱を開けると、少女マンガでよく見る、手紙が入っている風景。
手紙を開け、その文を読み始めた。
『...貴利矢の字じゃん...』
「鞄の中、気づいた?
気づかないわけないか。
それ、自分からのクリスマスプレゼントね」
『クリスマスプレゼント...』
手紙を鞄にしまい、貴利矢の所まで行く。
『ごめん、お待たせ』
九「おー、ずいぶん遅かったな」
『...あの、さ...』
九「あ、プレゼントのこと?」
『あれ、中...』
鞄の中の小箱を取り出し、貴利矢に見せる。
ふっと優しく笑う貴利矢。
九「本当は去年の今日、あげようと思ってたんだよね」
貴利矢は私の手から、小箱を取った。
彼が静かにその箱を開けると、案の定、中には指輪が入っていた。
今なら、2人からこぼれる白い息もロマンチックに見える。
乾いたコンクリートにひらひら降り始めた雪が、さらにムードを高めてくれる。
私の前にひざまずいた貴利矢は、今年1番の言葉を言った。
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九「A、自分と...一生を共に生きてくれますか...?」
『...はい。』
九「結婚、してください」
優しく雪の降るなかで、涙と一緒に出た言葉。
『喜んで...!』
私達を祝福するように降り止まない白い雪も、
病院を彩る色とりどりのイルミネーションも、
心から愛してやまない彼も。
今日はいつもより、
心に染みた。
終わり ログインすれば
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←いじめ!?
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すずきゃん(プロフ) - いつもありがとうございます!とうとうプロポーズまで書いてしまいました...! (2017年12月26日 22時) (レス) id: 60c2491725 (このIDを非表示/違反報告)
リナっち(プロフ) - すずきゃんさん» こんばんはm(__)m更新お疲れ様ですm(__)mなんてこった(*≧∀≦*)プロポーズ(///∇///)きたぁぁ(〃ω〃)かっこよいです(///∇///)続き楽しみにしてますぅ(*≧∀≦*) (2017年12月26日 21時) (レス) id: 79a0b77c82 (このIDを非表示/違反報告)
すずきゃん(プロフ) - ですね!楽しみにしています(*^^*) (2017年12月25日 15時) (レス) id: 60c2491725 (このIDを非表示/違反報告)
リナっち(プロフ) - すずきゃんさん» はい(*≧∀≦*)喜んでましたよ(///∇///)あたしは更新を頑張ります(。´Д⊂)なかなかできていなくて(。´Д⊂)お互いに無理しないようにしましょうm(__)m (2017年12月25日 15時) (レス) id: 79a0b77c82 (このIDを非表示/違反報告)
すずきゃん(プロフ) - リナっちさん» いいですね!娘さんの喜ぶ姿が浮かびます(*^^*) (2017年12月25日 15時) (レス) id: 60c2491725 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すずきゃん | 作成日時:2017年11月11日 19時