愛してる。誰よりも君を【RYOSUKE.Y】

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ｱｲﾗ「みんなの気持ちがわからない⁇
どうして今帰るの⁈ｺﾝﾃｽﾄ終わってからでもいいじゃない‼」








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もちろんそうしたいし…
その意見はごもっともだと思った。




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けどそれじゃぁAは辛いまま。


あいつが泣きつける相手をｵﾚは知らない。








…悩んだ。

悩んで悩んで…






ｵﾚはまた写真に語りかける。
そんなｵﾚを優しく励ましてくれる仲間。






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ｼｮ-ﾝ「…また黒魔術？」

涼介「あ…。」









「ちょっといいかい？」
ｲﾀﾘｱ人のｼｮ-ﾝはﾜｲﾝ片手に隣へ来た。








「飲むかい？」と言われてもお酒はめっぽう弱い。
すぐに真っ赤になるから、調理酒でも精一杯w








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でもこの時はなんだか飲みたくて。
軽く一杯付き合うことにした。







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ｼｮ-ﾝ「ﾘｮ-ｽｹ...。どうしても今日本に帰りたいのかい？」

涼介「あぁ…。」








ｼｮ-ﾝ「ｱｲﾗが止めても？」

涼介「あぁ。」









ｼｮ-ﾝ「…君はｺﾝﾃｽﾄに出るための大切な仲間なんだ。…いや、ｺﾝﾃｽﾄだけじゃなくて。
信頼できる大切な友達だ。」

涼介「…うん。」







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ｼｮ-ﾝ「…僕は君が落ち込んでいる姿はあまり好きじゃない。
…日本に帰ったらいつものﾘｮ-ｽｹに戻れるかい？」

涼介「……。」








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ｼｮ-ﾝ「詳しくは聞かないよ。
ただ。ﾘｮ-ｽｹがｺﾝﾃｽﾄに集中するための帰国なら僕は賛成する」

涼介「……友達を助けたいんだ」








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ｼｮ-ﾝ「友達を？」

涼介「…きっと今…1人で泣いてる。
あいつが頼れるのはｵﾚしかいないから…。
ｵﾚがいないとあいつは…。」









…お酒の力。
それに頼るつもりはなかったけどこの時ばかりは 自分の気持ちをわかって欲しくて。









ｵﾚはｼｮ-ﾝに全てを話した。








自分の夢だったお店を出すこと。

その夢を応援してくれる仲間が日本にいること。

1番…背中を押してくれた大切な人を置いてここに来たこと。

その人が今…苦しんでいること。








…その人の涙を止めてあげたいこと。









涼介「…あいつ。ｵﾚの作る料理を食べるといつも笑ってくれるんだ」

ｼｮ-ﾝ「へぇ…」






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涼介「…無理を言ってるのはわかってる。だけど…ｵﾚの料理であいつを笑顔にしてやりたい」

ｼｮ-ﾝ「ﾘｮ-ｽｹ...」





涼介「お願いします。1週間でいいから…日本に帰ることを許してほしい」

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