story49 ページ49
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涼介「先輩が幸せにするって…大丈夫だっていうから任せたのに…結局いつもAは泣いてるし…」
増田「…。」
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涼介「慰めるのはいつもオレで…」
増田「…別に頼んでねーよ…」
涼介「…そうですよね。先輩っていつもそう。
美味しいところを持っていくのが得意ですよねw」
増田「…。」
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涼介「そんな先輩に憧れてましたけど…もう辞めます。」
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そう言うと。増田先輩はお得意の低い声で「どーすんだよ…」って凄んだ。
涼介「オレはオレのやり方で。Aを幸せにします」
増田「…あいつは…」
涼介「…いつまでも自惚れないでくださいね。
先輩の知らない所で…Aは頑張って変わろうとしてるんです。」
聞かれてもないけどAの最近の様子を話した
髪色を変えたこと
髪型も変えたこと…
メイクも本を読んで勉強してること
洋服だってカワイイのを選んでること
オレと一緒に料理の勉強してること
上手にパスタを作れるようになってきたこと
知念と一緒にバイトしようかなって言ってること。
涼介「それに…。先輩とは違って。
オレの前では一切先輩の話はしません」
増田「…。」
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涼介「Aなりに頑張ってます…」
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だから邪魔をしないで。
…そんな気持ちだった。
先輩の姿がちらつけば
Aはすぐに気持ちが傾いてしまう
先輩達は別れたんだ。
もうあなたのことは過去にしてる、
そう言いたかった。
のに。
増田「…会わせろ」
涼介「は?」
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増田「Aに会わせろ。」
涼介「は…ははは。」
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増田「何がおかしい?」
涼介「だって先輩がAに会わせろなんて…
いつも自分のもの、みたいに扱ってたのにw
立場逆転。」
せめてもの強がり。
先輩がAに合わせて欲しいって言う日が来るなんてね…w
涼介「本気で頼んでます?…」
増田「…いつでもいい。
オレの家に来いっていっておいて。」
涼介「嫌だって言ったら?」
増田「来るか来ないかはAにまかせる。
…とにかく待ってると伝えて。」
そう言うと先輩は
半分ほど食べたオムライスをそのままに。
サッサと会計を済ませてしまった。
…モヤっとしたような。
スカッとしたような…変な気持ちだった。
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Milk−T(プロフ) - オムライス不足さん» コメントありがとうございます。小悪魔の方も是非よろしくお願いします。 (2017年8月18日 17時) (レス) id: 724025c163 (このIDを非表示/違反報告)
オムライス不足 - 小悪魔ハニーと一緒に読んでます!もうスッゴいはまりました!!更新頑張って下さい!! (2017年8月17日 19時) (レス) id: 48e9a63abb (このIDを非表示/違反報告)
Milk−T(プロフ) - ちさとさん» コメントありがとうデス。そう言ってもらえて本当に嬉しいです♪甘くて切ない恋を上手く書いて行きたいと思ってますのでこれからもよろしくお願いしますね。 (2017年8月10日 12時) (レス) id: 724025c163 (このIDを非表示/違反報告)
Milk−T(プロフ) - aya04230829さん» コメントありがと♪アヤちゃんが楽しんでくれて嬉しい。なかなか進められないのよね、なにせ増田さん一筋のお姉さんなのですからwでも友達以上恋人未満の切ない2人。上手く表現したいと思ってます。 (2017年8月10日 11時) (レス) id: 724025c163 (このIDを非表示/違反報告)
ちさと(プロフ) - 毎日楽しみに読んでます!( ^ω^ )毎日の楽しみです(笑)更新大変かと思いますが頑張ってください! (2017年8月9日 15時) (レス) id: f24cb1887d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Milk-T | 作成日時:2017年8月2日 15時